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2006.06.16 Friday

アンドロイドを造るなら、誰に似せて造る？

author : rhymin' master

先日お伝えしました、ブレント・スパイナー演じるスン博士、データ少佐の続きです。　スタトレの世界では、アンドロイドやホログラムドクター等の技術が実用化されています。　現在21世紀初頭においても、ホンダ・アシモ、ソニー・アイボ、ヴィストン・28号など２足歩行が可能なものが現実のものとなっています。　アシモの発表会では、主に外国プレスから戦闘用に開発はしないのか？という質問が出るそうです。　ソニーのアイボの時には「癒し」がキーワードだったと記憶します。　技術大国・日本とはいえ、世界の人型ロボット技術をリードしている現状は？と、考えた時、私が思うには原点は「鉄腕アトム」にあるのではないかと。手塚治虫先生の描いた友だちロボット、正義のヒーロー・ロボットが、現在４０～５０代の技術者の礎になっているのではないか？と思います。　故に人型２足歩行にこだわるのではないでしょうか？　ガンダムでは、戦闘に特化するなら脚は要らないとか言っていました。

さて、TNGで、スン博士は夢のアンドロイドには自分とうり二つの外見を与えました。　　　　　 VOYのホログラムドクターも開発者のジンメルマン博士の外見を踏襲しています。　第一世代不具合が出た時、第２世代モデルの外観をベシア医師にしようとしたことがありました。　はたして、ベシアは発達障害を持って生まれた後、法律で禁じられている優性人間遺伝子を使用した施術によって能力を得ていることが、本人の申告によって発覚。　採用が見送られるというお話もありました。　優性人類の存続を諦めたスン博士がアンドロイドを造り、後にアンドロイドのひな形に優性人類技術による人間が選ばれそうになる。　皮肉なお話を造ったもんです。

アトムにしても、その出自は皮肉です。　天才天馬博士が一粒種のトビオくんを交通事故で失って、その代わりにと作り上げたアンドロイドがアトム。　しかし、成長しないアトムを嫌った博士は捨ててしまいます。　後にお茶の水博士が引き取りましたが。

スタトレ内でも、データ少佐やホログラムドクターは、不完全なニンゲンにあこがれます。　不完全から成長しようとするニンゲンにあこがれます。

さて、我々、不完全極まりない我々が幸か不幸かアンドロイドを手に入れるとしたら、その外見はどうしますか？　今、私が選ぶなら、あくまで無機質なアシモ型かしら？　それとも、ほしのあき型にしようかしら？

久しぶりにＧＴ４情報はこちらに

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