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2008.06.05 Thursday

文章でもバレる

author : rhymin' master

ENGINE 2008/7 No.094 from Editor で、編集長の鈴木正文さんが、撤退を余儀なくされた鈴木亜久里さんとの思い出に筆を走らせておられます。　ENGINEのこのページは私のお気に入り。　鈴木編集長の文体も、書かれている内容も好きです。　しかし、7月号の記事は普段と様子が異なりました。　書かれている文面からは、書き手の思いや情報が充分に伝わってきます。　それはいつもと変わりません。

しかし、その文章に普段と比べて比喩や文学的言い回しがありません。

3日の記事内に登場願った高田純次さんも、自らの高校生時代にあるVANの思い出を語る時には、いつもの語り口は無く、普通の人となっていたように感じました。

今は亡き本田宗一郎氏は、数多くこなすスピーチに原稿を用意する事は無かったと聞きます。　理由を問われて、「好きな女を口説く時に原稿を用意する馬鹿がいるか？　思った通りに喋れば良いんだ。」との事です。　なるほど。

となれば、謝罪会見時に原稿を用意して膝の上に乗せていた吉兆のおかみさんは、あくまでも不誠実だったという事になります。　言質を取られるという事に敏感な政治家は日常的に原稿を用意した方が良いかもしれません。　舌禍事件は後を絶ちません。

口から滑り落ちた言葉は取り返しのつかない結果を招く事があります。　文章の場合は推敲が可能ですから、危険は少ないはずですが、やはり気持ちや心の叫びが出てしまうようです。

先日、映画館のSPについて記事を書きましたが、いい加減な事を書いてしまい、それを指摘していただきました。　記事自体は書き直す事無く、その後に続くコメントのやり取りで正しくを知っていただく構成となっています。

いい加減な事を書く事無く、自分の卑しさや不遜さをお魅せする事が無いように気をつけて書かなければならないと思います。　ばれるんですよね。きっと。

話は変わりますが、今日はグッドゲームでした。　野村さんに昨日の借りを返す事ができました。　しかし、あの予算の楽天を、あの選手層の楽天をあそこまで鍛え上げるとは、恐るべし野村野球。　昨晩の岡田監督の「強いわ楽天。」コメントも、決してほめ殺しではなく、実感だったのではないでしょうか？　岡田野球、野村野球、落合野球、渡辺（西武ですよ）野球、色々な監督さんの野球を楽しみましょう。

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