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2007.06.05 Tuesday

「ガンプラを作る機械」のプラモ

author : rhymin' master

ケロロ小隊がペコポン（地球）侵略作戦を実行に移さない理由のひとつに、ガンプラの存在を上げることが出来ます。　ジェットストリームアタックを再現したドムセットは、小隊側からの要望で商品化されたとも聞きます。　ある世代の方々は、ガンプラ欲しさにおでん屋台セットや、金閣寺、姫路城など不良在庫との抱き合わせ商法に苦しんだらしいですね。

私の世代、プラモデルと言えば「タミヤ模型」です。

ウォーターラインシリーズ、戦車、戦闘機、レーシングカーなどなど、他の追従を許さない作品の数々。　40歳以上の方なら、タミヤセメントでくらくらになりながらくみ上げた経験をお持ちなのでは？　スケールモデルはもちろんですが、このフィギュア分野での出来映えの差は非常に大きなものでした。　1/35スケールの兵隊さんなどを比べると、他社の兵隊さんはナパーム弾の熱で身体が溶けているのか？とでも言いたくなるような出来映えでした。

そのころのバンダイプラモデルは２流。　しかし、現在のガンプラは接着剤を使用しない

スナップ式ながら、ハイグレード、マスターグレードと非常に精巧な出来映えです。　彩色せずともある程度の仕上がりが期待できます。　樹脂も適材適所に種類分けされている様で、大人から小学生まで楽しめます。

そんなガンプラシリーズに限定販売とはいえ、「ガンプラを作る機械」、そのものをなんとプラモデル化してしまいました。　「1/60 バンダイホビーセンターオリジナル電動式4色射出成形機」。パーツ数約20、色プラで、スナップフィット（接着剤不要）という仕様で、価格は500円。

最大のこだわりは、このプラモデルが、1/60、ガンプラでいうとPG（パーフェクトグレード）と同じスケールでできている点です。さらに、このプラモデル中で、1/144スケールのガンプラの金型が再現されている！ 1/60スケールのプラモデルの中での1/144のガンプラということで、実に「1/8640」というサイズの金型模型を加工していることになります。

アルファ156時代まで使用されていたアルミブロックＶ6エンジンは、非常に美しい吸気管を持っていました。　クロームメッキされたそれは、美しくボンネット内に存在し見るものを魅了します。　そのエンジンの見た目だけで156や155のＶ6を購入した人を何人も知っています。　タミヤのプラモにも、ジオラマ用にレースメカニックやディレクター、ジェリ缶や薬莢、色々なこだわりがありましたが、Ｆ１エンジンブロック鋳型や、ピレリのタイヤ皮むき機、カーボンモノコック焼成機、風洞などの企画は無かったはずです。　あの時代のタミヤを上回ったと言うことですね。

恐るべしバンダイモデル。恐るべしガンダムファン。

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