2010.04.11 Sunday
強行軍 伊勢詣で アルティア鳥羽 最終回
鳥羽へと向かう道ですが、ナビは有料道路に誘導します。 伊勢二見鳥羽ラインに誘導されましたが、時間には余裕がありましたので国道を選択しました。 翌日利用した時に判ったのですが、全線利用してもわずか二百円でしたので、使えば良かったと後悔しました。 この有料道路は1車線ですが、地元の方はほとんど利用されないようですので、空いています。 お値打ちだと思います。途中「ぎゅーとら」という三重県津市以南では知らぬ人が居ないスーパーに立寄ます。 ぎゅーとらは、牛と虎?マスコットは虎ですね。 このぎゅーとら家のお嬢さんが弟の同僚ということです。 さぞかし「お嬢様」なんだと思われるのですが、気さくな方のようです。 嫁入り前に、大阪で一人暮らしを満喫されているのでしょうか? 虎の縞模様をモチーフにしたビニールバックは5円でしたが、記念にもらう事にします。 ホテル冷蔵庫内価格が判らないので、何本かのビールとお菓子を買い込みました。鳥羽の水族館や真珠島を横目に安楽島を目指します。 大橋にはぎゅーとらより大きなジャスコがあります。 ジャスコはもともと三重の岡田屋。 民主党の岡田さんの実家ですね。 そうゆうと三重県は保守系の大物政治家をたくさん輩出しているからでしょうか、伊勢界隈には巨大な施設がたくさんあるように思えます。安楽島の頂上付近にアルティア鳥羽はありました。 取付け道路から山肌を削る形で建設されています。 ナビが無いと、車の入り口を見過ごすかもしれません。
ホテルは全室オーシャンビューの和洋室。 会員の方々が割安価格で宿泊できるシステムのようです。 HPから予約するより楽天トラベル経由で申し込むと、かなりお安く契約できます。 個室に露天風呂がある高級プランもありますが、一泊二食で一万円程なら割安感が感じられます。 夏場にはプールが、天体望遠鏡の備えもありました。 温泉はアルカリ性単純泉。


お楽しみのお食事ですが、京風和懐石は、やはり京風どまり。 京都の繊細な味付けには適いません。
鳥羽の新鮮な魚介類を楽しむなら、漁師料理の方が正しいのかもしれません。 以前も書きましたが、京都のお高い仕出し弁当屋さんのお刺身は、仕入れ先のお魚より数段臭みが減っています。 何故なら、魚屋さんの俎板と包丁に染み込んだ生臭さを嫌い、仕入れたマグロブロックの六面全てを削ぎ落とします。 それ用の俎板の上でそれ用の包丁を使って。 これで生臭さから逃れるのだそうです。 もとより、私自身はお魚が苦手という事もあるのですが、、。
ただ、烏賊のお刺身は大変美味しかったです。 これは新鮮さが命ですからね。伊勢の地ビールも堪能しました。 たいそうお高いペールエールでしたが、今までいただいた地ビールの中で最もすばらしい風味を楽しめました。 残念ながら早朝5時には起床しなくてはなりません。 予約が完了してから気付いたのですが、京都市内の中学校の始業式は5日月曜日となっていました! 近衛中学伝統行事で、新学年を迎えて新しいクラスが決定するとともに自分の机を新しいクラスまで運ばなくてはなりません。 三年間おなじ机を使用して、卒業前に綺麗にして返すのです。 その行事の事もありますので、午前6時にホテルを出て一路東インタを目指します。 ホテルは朝食の代わりにパンを人数分用意してくれました。
弟と両親を残して早立ちしますが、ポータブルナビは土地勘の無い弟の車に移設します。 迷わず帰ってね。しか〜し、取付け道路の構造からか、降りる方向を間違えてしまいました。 逆方向に降りてしまうと行き止まりでした。 早朝出勤の方を見つけて尋ねると、「今来た方向を戻れ」 礼を言い戻りました。 そこからは一時間半あまりで東インタ、本当に近くなりました。 早朝の高速は通勤に利用されていると思しき軽自動車が120キロオーバーで走行しています。 これらの方は、通勤割引廃止となると困られる事となりそうですね。 通勤といえば、東インタからライミンまでは10キロも無いのに30分程かかりました。 滋賀県側から京都側への渋滞は想像以上でした。 子供の始業式には十分間に合いましたので、弟に連絡しておきます。 「降りる方向を間違えたらあかんよ」帰宅してから弟に尋ねますと、「ナビが近道を教えてくれた。 逆に降りたらすぐに着いたよ」って、やっぱり間違えてたんですね。 これはDNAが成せる業か? それとも良くあるトラブルか?
フロントの方が一声かけて下さったら済むと思うのですが、、。「お帰りは左」と。5日の月曜日から始まった学校ですが、結局その週はほとんど勉強らしい勉強無し。 早く始めるなら、とっとと勉強させればよいのに! 日程を決定する委員会と現場が乖離しているのだと思われます。 「猶予なくすぐ始めるのはしんどい」とのたまう現職教諭を知っています。 それって? 猶予もなにもないでしょ? 準備は3月中に済ませて、増えるページと増えないコマ数との事を考えて、さっさと授業を始めた方が良いと思うのですが、、。 子供達のエンジンがかからないと嘆くのならまだ判りますが、自分たちのエンジンは自分たちで整備しておいてね。 せっかくのんびりせずに急いで帰って来たのに。 甲斐がありません。って、ここまで読んでいただいて、驚愕の事実ってなに? もう終わり? とお感じの方もおられましょ。





私にとっての驚愕は?妻が下宿していたアパートとご先祖のお墓が目と鼻の先だった。親戚のお墓にお参りするのに借りたお風呂屋の駐車場があるのですが、そのお風呂も妻は利用していた。 二見の旅館に親戚が。 夫婦岩が思ったより近くて小さかった事を確認した事。
やっとの想いで二度目に訪れた安乗灯台。 その日と前後して、霧笛が廃止された事を家から持って来た新聞でその日に知った事。 妻の友人はあの安乗から伊勢高校まで特急を利用して通学していた事を知った事。 兄弟は同じ様に道を間違う事。
沢村栄治は宇治山田の人だった事を知りました。え、え〜? 全然たいした事ないやん。とお思いの方の怒りが聞こえて来そうです。 でも、自分に取っては十分驚愕だったんです。
これで伊勢紀行は終わりです。 最後までおつきあいしていただきましてありがとうございました。