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2006.01.19 Thursday

全ては変わる運命なのか？　Everything must change

author : rhymin' master

アンリがリー・リトナー（ギタリスト）と結婚していたのをご存知ですか？これはリトナーがプロデュースしたニューアルバムです。これもなかなかよいアルバムでしたが、これを聴いていて最近聴いていないユーミンを思い出しました。　と、いうのも、

アンリのアルバムで他に手元にあるものは無いのですが、ＣＭなどでもよく聞きましたし、古くは「オリビアを聴きながら」などはクラシックになっていますよね。今回の曲も旧来のファンを裏切らない仕上がりです。　リトナーがプロデュースしただけあって、ギターはエレキ、生ともに結構聴かせてくれますし、アレンジもいいと思います。ランディー・クロフォードの名唱で知られる「everything must change」がこんな処で聴けるとは思ってもみませんでした。残念ながらアンリさんの歌唱力では起伏のあるオリジナルとは比べるべくもありませんが、平坦な歌唱をサポートするリトナーのギターは聴き所です。Ｒクロフォードの「raw silk」は楽器の数が少なくボーカル一本で勝負するいいアルバムです。後に「クルセダースのストリートライフ」で世に出ましたね。１曲目の「I stand accused」で、グット引き込まれることと思います。　アンリが私がどうとか、こう思うとかと歌うのを聴いていて、「ユーミンの天国のドア」収録曲「満月のフォーチュン｝を思い出しました。彼女の詩は叙事詩が多いのですが、自身曰くかの曲で方法論が確立したとのことです。曲自体はコンサートでのノリを期待するかのようなアップテンポなポップスですが、よく聞くと風景や空気感が目の前に現れるのに驚かされます。このアルバム自体はそれほどお勧め出来ませんが、最後の「経る時」は叙事詩形式の名曲です。地味な曲なのですが個人的に凄く思い入れがありまして、機会があればぜひ、聴いて頂きたいですね。小学生高学年の子供に叙情詩と叙事詩を教える教材にはなりませんかね？

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