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2025.05.30 Friday
みちのくから北の大地へ 8days grand touring 5日目の1
前日に事務所まで出向いて予約をしたものの、改めてカウンターで支払いを求められるという
少々旧態然とした仕組みの津軽海峡フェリー。
事前に料金や時刻表は調べておりましたが、季節料金、天候による出港見合わせ、
各種割引制度など、少々わかりにくいなと思いつつ、でしたが。
いざ支払うと あれ？ 青函フェリーの半分の距離 半分の所要時間なのに
津軽海峡フェリーのほうが高い！
青函フェリーはJAF割引適用後14600円だったのに
津軽海峡フェリーにはJAF割引が適用されず18120円だったよ。
旅程に「恐山」を入れたかったので、順路を組み立てるとき 行きには青函フェリー帰りは津軽海峡フェリーを選んだのだけど、
それだけ価格差があるなら それに運行便数が青函8便、津軽2便という自由度の差を考えるなら 青函フェリーの往復便を申し込んだ方が良かったな
と 少し後悔しました。
ま、いまさら考えても仕方ないので列に並びましょ。
定刻に出港後 ほどなく左に見えるのは函館山 さよなら北海道。
大間港に到着して、改めて船体を見ると 青函フェリーより小ぶり。
便数 車載数 搭乗者数を勘案すると あの料金にも納得が行きます。
船内の様子を見ていると、バスで港まで来て乗り込む団体さんが多い。
おそらく読売旅行に代表されるバスツアー 午前便で大間に渡り、大間のマグロを堪能して夕方便で函館に帰る方々だと思います。
同日、同時刻での比較ではないので断定できませんが、
小さめの船体はエンジン音の響きが小さく、船体の揺れも少なく、船内の売店も充実してました。
2時間足らずの船旅ですが、青函フェリーでは追加料金無しで椅子席が利用できたのに津軽海峡フェリーでのそれは追加料金が発生します。
ただし2等客室は広くて快適ではありました。
楽天モバイルでは大間港周辺での電波状況が悪く、ルート設定に手間取ります。
北海道では移動式オービスの餌食となりましたので、郵便局で反則金の支払いを済ませる必要があります。
恐山近くの郵便局で支払うことにしよう 多少の恨みを込めつつね。
この辺りだと楽天モバイルの電波も立つので、霊場恐山を入力。
少し時短となる近道の提示に従って進んだのが悪かった。
途中から、ジムニー専用道路か？ といいたくなる悪路に誘導されちゃった。
旅先ゆえの不安感と、冒険心をないまぜにしながら進むと、此処から先は業者専用の立て札。
なんちゅう道、案内しとんねん！ と思いながら、しばしバックしてからの方向転換。
有料、無料を問わず第１候補を選ぶべしと学んで生活道路まで出てから再検索。
海抜数メートル付近から恐山山頂879メートルまでは、離合の難しさこそないものの、それなりの厳しい山道を進む必要があります。
大間ターミナルから恐山までは、約52キロの道のり おおよそ1時間を要します。
青森の緑は濃いよ。 樹木の勢いが凄いよ。
積雪時ならスタッドレスタイヤでは厳しそうな急勾配に急カーブを進むと やがて緑の湖が見えます。
ウィキによりますと
湖の名は宇曽利湖：うそりこ
下北半島のほぼ中心、恐山にある湖。
湖全体が青森県むつ市に属し、下北半島国定公園に指定されている。
恐山が古くは宇曽利山と呼ばれたことに由来する。
国土地理院による正式名称は「宇曽利山湖」であるが、地元では宇曽利湖と呼ばれるんだって。
霊場恐山の結界に入ると、漂うは強い硫黄の香り
御本殿向かって左端には長屋が見えますが、そこは恐山のイタコの口寄せの場所。
常駐されているわけではなく、祭礼時のみのご滞在 もしくは予約によっての対応をなさるようです。
参道を挟んで左右には硫黄温泉を楽しめる浴場がありますが 今回は覗くこともしませんでした。
先日訪れた登別温泉の地獄めぐりもかくやと云わんばかり 遊歩道のような道を辿ると、そこかしこから噴出する硫黄ガス。
風の強い山頂ですので、中毒の心配はほぼないらしいですが、
携帯電話を含めて電子機器の寿命はとても短くなる場所のようです。
時々確認するのは、石碑や案内板近くに置かれた硬貨 聞く所によると、わずか1日で変色してしまうのだとか。
慰霊のためのものでしょうか、あちこちで風車が回っていますが、
なぜかポップな色使いの樹脂製なので、怖さを感じることはありません。
しかし重罪地獄の立て札付近では、自らの罪深さを恥じつつパチリ
宇曽利湖のほとりでは、この旅でイチバンの写真が撮れました。
あの場所に似つかわしくないブラックスーツの2人
微妙な距離。
目は合わせていない様子。
西島秀俊さんと國村隼さんが並んで映画の撮影をしているのか？ と思わせる雰囲気。
もちろん周囲にカメラスタッフはいません
ひょっとしてだけど ひょっとしてだけど、
決して電波の届かないあの場所で、盗聴の恐れがないあの場所で、政府や某国組織で働く人が、
それと悟られないように情報を交換してるんじゃないの？
って、勝手にそんな妄想を掻き立てられるシーンを写真に納めてきました。
下山してから目指すは青森市
三内丸山遺跡と青森市立美術館
時計を見ると自動車道を進むべきなのかとも思いましたが、
道の感触を確かめつつ風景も楽しみたいので、陸奥湾側を通る国道を選択して南下することにしました。
青森市までの距離は115キロ スムースに進めば2時間。
