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2010.03.10 Wednesday

白雪姫の王子さまは変態？

雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪を持って生まれたのは白雪姫。

お妃は、自らの美しさを決して嘘をつかない不思議な鏡に尋ねます。　「鏡よ、世界で一番美しいのは誰か？」　それまで最も美しいと鏡から言われていたお妃ですが、白雪姫が7歳になった時、「それは白雪姫です。」と言われた為、その命を奪おうと決断し、猟師にその心臓をくりぬく事を命じ、共に森へ入らせました。

余りに白雪姫が美しいため、その命を奪う事を不憫に思った猟師は、代わりに獣の心臓を証拠としてお妃に見せることにし、白雪姫を逃がしました。　どうせ、深い森の中で白雪姫はすぐに獣に襲われて死んでしまう事と考えたのです。

しかし、白雪姫は七人の小人に救われる事はご存知ですよね。

それから、白雪姫が生きている事を鏡の言から知る事となったお妃が、農婦に化けて白雪姫の命を奪う画策を練る事もご存知ですよね。

先日、フジポッドキャスティングで佐藤里佳朗読「白雪姫」を聞きましたが、頭の中にあった白雪姫とは少々違いました。　フジポッドでは、グリム原作に近いものを採用したようですが、私の頭にあったものは、多分ディズニーのもの。

フジポッド作品でも、お妃は継母ですが、原作では実母のようです。　自らが望んだ美しい娘が、自らを凌駕する美しさを持った時に嫉妬心からその命を奪おうと考えるのでした。　なんとおぞましい。

七人の小人も、私が聞いたものでは、山の鉱石を探す者でしたが、ものによると、七人の殺し屋というものがあるそうです。　お伽噺、恐るべし。

なにより驚いたのが、白雪姫が「お馬鹿」なこと。

小人に、「誰も家に入れはならぬ」と厳命されているのに、うかうかとお妃が化けた農婦を家に招き入れ、美しい紐で自らの首を絞められ、命を落としそうになりました。

小人達に紐を解いてもらい、九死に一生を得た白雪姫ですが、全く懲りずに再び化けた農婦を家に入れてしまいます。　「絶対ダメ」と言われていたのに、お妃が化けた農婦が持つ櫛があまりに美しいので、「ついうっかり」入れてしまい、毒入りの櫛で髪をとかれてまたもや仮死状態。　再び小人に櫛を取ってもらい助かります。　かなり阿呆です。

まさか三度目は無いと思いたいのですが、今度は毒入り林檎の餌食となります。

家には入れないのですが、美味しそうな林檎の毒が塗られていない方を農婦が食べるのを見て、安心してかじります。　強毒林檎。　今度は身体の中にある林檎を見つけられなかった小人達。　哀れ白雪姫は、ガラスの棺の中。　

その後、王子様が現われ、白雪姫を救うのは皆さんご存知でしょうが、どのようにして白雪姫を救うのか？　です。　答えは、、

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