2012.11.13 Tuesday
BMW116i F20 素晴らしいドアミラーのデザイン
1998年にリリースされたメルセデス・ベンツW220型Sクラスが世界で初めて採用したウインカー内蔵型ドアミラー。欧州車だけでなく、日本車でもクラスを問わず同じ構造・デザインを採用した車がたくさん存在します。 しかし、ライバル社たるBMWは頑なにウインカー内蔵型ドアミラーの採用は行いませんでした。 F20型1シリーズまでは。F20型に搭載されている4気筒直噴ターボエンジンは縦置きですが、それを横置きにした兄弟機はミニやPSAグループのシトロエンやプジョー等に広く採用されています。この直噴ターボエンジンには、かつて広く使われていたBOSCH製ではなくBMW自社製の燃料噴射装置が使われています。このインジェクターは性能が高く、なんとメルセデス・ベンツ車にも採用されているとのこと。握手しながら爪先を踏むの例えではありませんが、吸収合併と技術提携はまだらの紐のように行われているのですね。まさかインジェクターがきっかけになったのでもないでしょうが、F20型1シリーズより採用されたウインカー内蔵型ドアミラー。かつて愛車としていたAlfa Romeo155TSは、15年強乗っている間に助手席側のドアミラーを2度交換しました。前方から衝撃を受けた時に、素直に倒れず、まくれ上がるようにして収納するという変態構造の為、バキンと根本から折れたことがあるんです。 トホホ。
25年ぶりの右ハンドル車ということもあります。 全長は短い116ですが、全幅はこれまでで一番広い為、かなり気を使ってぶつけないようにしていました。が、先週に、駐車場前の狭い道で前から爆走してきた自転車に気を取られてた時、やはり助手席側のドアミラーをコツンとやってしまいました。 がび~ん。
白い塗装が剥がれてしまったことを覚悟しましたが、後で確認したところ、なぜか無傷です。よく観察すると、ミラー筐体下部の黒い部分がバンパーの代わりになる構造となっているようです。最近、これと良く似たデザインのドアミラーをよく見かけます。 この構造なら、よほど強くぶつけない限り、ウインカー部品も壊れないと思われます。これはナイスデザイン。


