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2023.03.20 Monday

Everything Everywhere all at once

久しぶりに親子で見た映画　Everything Everywhere all at once

おバカ映画として見たら　カメラを止めるなに軍配を上げます。

マルチバースを扱ったSF映画と思いきやさにあらず。

思いっきり個人的な映画でした。

画質も音も期待はずれ　だったんだけれど

自分の人生の岐路にあった選択を振り返る時

もしも落胆と失望が、喜びと希望を上回ってるなら

この映画から　なにか良いものをもらえるかもしれません。

韓流ドラマやジャニーズの推しに癒やしを求めている奥様にお勧め。

頼りない旦那は、他の人にない優しさを持ってたかもしれません。

言葉少ない旦那は、誰よりも家族のために働いているかもしれません。

子供のタトゥに眉を潜める親は、

若い頃に長髪や茶髪を咎められていた事を

思い出さなければならないのかもしれません。

生まれる時期が、２５年違っただけ。

自分が生きた半世紀　子どもたちの半世紀　親の半世紀

そのレベルでのマルチバースを再考しつつ

自らの家族を振り返るための触媒としての映画なのかな。

思えば、社会派映画も、戦争映画も、ホラームービーも、怪獣映画も

冒険活劇も、暴力映画も、根底に流れてるのは家族だったり

個と個の繋がりだもんね。