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2006.10.11 Wednesday

府立植物園・蟷螂　再び

昨日に引き続きの蟷螂ネタです。　昆虫が苦手な人にはごめんなさいです。　植物園には、多くの池や水辺があります。　季節的なものでしょうか、多くの蟷螂がいました。

別料金が必要な温室ドームの周りには大きな蓮が浮かぶ池があります。　この辺り、ヤゴの脱け殻が多く残っていました。　また、水中にはオタマジャクシがたくさん見えます。　これから蛙になるころには、気温も下がります。　確か、蛙は土中で冬眠するはずですよね。　彼等の運命は如何に？　ひょっとするとガマ星雲第58番惑星・ケロン星からやってきた侵略者ではあるまいに。　　この池では、命を失った蟷螂が、アメンボにたかられています。　昆虫世界では、一二を争う武闘派が、ほとんど攻撃力を持たない者達に食されているのは、不思議な感じを受けます。　その蟷螂達ですが、

どうして、水の中に入っていくのか？を調べてみました。　以前、探偵ナイトスクープで放送されたのを思い出しました。　恐らく、体内に寄生している「はりがねむし」の仕業です。針金虫は、水中で生息します。　地上では、乾燥して死んでしまうそうです。　蟷螂の体内で充分成長した、針金虫は、蟷螂の脳に働きかけて、水辺へと誘うそうです。　お尻を水につけるだけで良いはずですが、その様なポーズを蟷螂が嫌うのでしょうか？　蟷螂は水へとダイブしました。　程なく、自慢の羽も濡れてしまうので、水中から羽ばたく事はかなわないはずです。運良く対岸に流れ着けば、また、岸へと上がれるかもしれませんが、多くは溺死するか、魚のえさとなるのでしょう。　私が観察していた時は、偶然にも他の蟷螂の所へ岸から流れていったので、助けに行ったようにも見えました。　しかし、蟷螂は、交尾の後、雌は雄を食べてしまうとも聞きます。　まさか、助けに行くわけありませんよね。

それにしても、寄生虫に脳まで支配されて、命を落とすとは、、哀れです。　私たちも、なにかに操られているのかもしれません。　気を付けよ～と。

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