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2006.10.16 Monday
阪神 片岡 篤史選手 引退に思う
阪神 片岡篤史内野手は、去る12日、対中日戦を最後に引退しました。 いわゆる消化試合でしたので、テレビ放送はサンテレビのみ。 新聞・ニュース等で伝え聞くところによると、中日の選手も一緒になっての胴上げが行われたそうです。 片岡選手、お疲れ様でした。少し前にも、片岡引退の文字が新聞をにぎわせた事もありましたが、引退試合はチームの順位が決定してから。 片岡選手といえば、その風貌は、大魔神。 顔を青銅色に塗れば、まさに大魔神です。 大魔神といえば、昨年、まだ数字の上では優勝も狙える、大事な時期に無理矢理引退試合を組ませた横浜ベイスターズの佐々木大魔神もいます。 大魔神は、弱きを助けるイイモノのハズ。
ならば、真の大魔神は、片岡選手の方ですね。 京都、久御山・いもあらい出身の片岡さん、人つてに色々なお話を聞きますが、いい人らしいです。 これからの野球人生に幸多かれと祈ります。 さて、
中日でも、先日、川相選手の引退が発表されました。 ヤクルトでも、土橋、山部が引退発表。
山部の投球は、古田兼任監督が受けたようです。 この時期になると、球団を、野球界を去る人のニュースが多くなります。 それは、仕方ない事。 でも、阪神タイガース永遠のライバルたる巨人に目を向けると、なんだか、やるせない気持ちになります。 桑田投手の事です。入団時に色々あった人ですし、名前が大きくなってからも、良くないニュースがありました。 しかし、事、野球に対するひたむきな気持ちは感じられます。 黙々と投げ続けるその姿は、敵ながらあっぱれ。 他のチームと対戦している時には、秘かに応援していました。
そんな彼が、巨人を去ろうとしています。 その時、桑田と首脳陣に意思疎通が無かったようです。 とうの昔に消化試合をたたかっている巨人でしたが、功労者・桑田の引退試合は行われていません。 桑田自身が発表したので、イースタンでの登板がそれとなっています。 他にも仁志内野手も、首脳陣との溝があるようです。 仁志、桑田といえば、まさに野球人。 野球に真摯な人というイメージ。 彼等が干されて、太鼓持ちが重用されるなら、巨人の未来は暗いと言わざるを得ませんね。阪神も、田淵、江夏、掛布、岡田、と、スターであったはずの選手の最期は、悲惨でした。 そんなチーム・フロントでした。 ただ、岡田監督は、名伯楽仰木監督の下、色々学んでくれたと思います。 彼自身、トップの状態でないのに、日本シリーズでの出番を与えられています。 そんな人情味のある監督の世話になった岡田監督が、片岡の処遇において、理と儀をわきまえた采配をするのも当然なのかもしれません。あとさき、人間関係、しがらみを考えずに済む外人監督に、理詰めの野球をして貰うのも良いかもしれません。 その反対にある岡田監督の様な采配もいいのではないでしょうか？若手にチャンスを与えた方が良いのでは？ ベテランも大事にしてやらないと？ 記録のかかった選手への配慮は？ 監督、色々と大変ですね。そらそうよ、野球なんやから。
