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2006.10.17 Tuesday

京都府立植物園　水琴窟

京都府立植物園の北側、北門入り口より針葉樹林の道を水車小屋を目指して進みます。と、なにやら風流な案内板が。　水琴窟。　

学生の頃、しばしばお見えになった和歌山のお嬢さんの実家にあるという、あの水琴窟でしょうか？　庶民には縁のないものと思っていましたし、目にも耳にもする機会はないものと思っていましたので、早速、探索へと。

祭日という事もあり、たくさんの人がおられます。　そばの小屋ではお弁当を楽しんでいる方達もおられます。　これでは、水琴窟が奏でるであろう幽かな音など聞こえるわけもございません。　こんな事もあろうかと植物園のスタッフが案じてくれたのかどうか、瓶を覆う小石の上に３本の節を抜いた竹筒が立てかけてありました。　これを耳に当て、糸電話よろしく水琴窟のささやきを聞き取れという事ですね。　では、早速。

水琴窟は、図のように少しずつ落ちる水音を瓶の中で共鳴させるものです。　小石の上には、竹筒が水を少しずつ垂らしています。　が、親切な可愛いおばあさんが、「ほれほれ」と柄杓で水をかけてくれます。そんなに掛けたら、ばちゃばちゃという音しか聞こえまへ～ん。　そうこうしていると、関西のおっさんがやってきて曰く「何処に100円いれるのや？」　そんなあほな。　しばらくすると、確かに聞こえます。　幽玄の響きが。　そのものではありませんが、web上で音源を見つけましたので、聞いてみますか？　こちらをクリック。

ここでも、閉園後は静かになり、3メートルほどの距離内に響かせているのでしょうね。人によって、興味のあるゾーンは異なると思います。　私は、針葉樹林と、温室内サボテンの部屋が好きです。　訪れる機会があれば、水琴窟もどうですか？

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