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2007.06.02 Saturday
雨の日にはタクシーに乗るな？
月刊カーグラフィック7月号掲載、京都タクシードライバー日記・おおきに 矢貫隆著より第7回目を迎えたタクシードライバー日記です。 京都の法人タクシーで働いた矢貫さんのお話の事を何度か記事にさせていただきましたが、今月も興味深い事が書かれていましたので、ここに書かせて頂きます。タクシーの専用タイヤはゴム製でなく、たぶん石か鉄で出来ている？とあります。 なんでも法人タクシーが採用しているクラウンコンフォートや日産クルーにライン装着されている専用タイヤの寿命がとんでもなく長いそうです。 いったいどれくらいの寿命があるのでしょうか？ 因みに一般的な自動車タイヤの寿命は3〜5万キロくらいです。 スポーツタイヤと呼ばれるもの（ランエボやインプレッサに装着）は、3万キロ以下、場合によっては２万キロ以内に雨天性能が失われます。 さて、タクシー専用タイヤの寿命は？
軽く10万キロ以上、運転手さんの乗り方によると20万キロほど交換しないこともあるそうです！ にわかに信じられません。 そこで、お客さんにおられるタクシー運転手さん達に尋ねてみました。一般的な法人タクシーの装着タイヤの寿命はやはり10万キロ以上だそうです。 しかし、雨天時の性能劣悪極まりないそうで、一般的な乗用車のそれとは大きく異なるとも聞きました。 晴天時においても旋回性能はもとより制動能力も酷いものだそうです。 安全性や快適性を無視し、経済性のみを追求したタイヤが装着されていると言うことですね。また、大手の法人が30万キロほど使った車両を下取りし、そこからさらに数十万キロ酷使する弱小法人も存在するそうです。 こうなると、車体自体の安全性にも疑問が出てきますね。個人タクシーと一口に言っても様々な事業者がおられますので、車両も大きく異なります。 その中でも高級な車両（セドリックやクラウン）を使用している方に尋ねると、「一般車と同じようなタイヤが装着されているので、寿命は5万キロかそれ以下」だそうです。
また、全国的に有名で、顧客から評判が良く業界からは悪評高い○○タクシーは、法人ながら５万キロ寿命のタイヤを装着しています。 でもそれは顧客の為では無さそうです。 会社が運転手さんに、速いサイクルでタイヤを売りつけるためと聞きました。 普段はタクシーを利用しない方も、雨天時は利用するという方が多いかもしれません。 しかし、雨天時のタクシーこそ危険かもしれないのです。 どの法人タクシーが良いタイヤを履いていて、どの法人タクシーが古くて危険な車両を使用しているのか？をここに書くことは憚れます。 お店で尋ねて下さい。 小さな声でお伝えします。 タクシーを利用しないオーナードライバーの立場から考えても、雨天時のタクシーが、それほど滑りやすいタイヤで走行していると言うことを知識として持っておくことは大事ではないでしょうか？ 君子危うきに近寄らずと言うではありませんか。また、ご自分のタイヤの状態にも留意しておきたいものです。 半年に一度は（燃料補給時にでも）空気圧チェックを行いましょう。 タイヤ交換は専門店がお勧めです。
何軒か良いお店を知っていますので、お尋ね下さい。
