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2007.06.10 Sunday

人は弱い。　強い人も弱い。

コムスンの話題も新しい所ですが、連日、新聞テレビで弱者が酷い目にあっているニュースが絶えません。　養護学級で、教諭が自分の眼鏡をはたかれた事に腹を立てて、事もあろうに生徒の頭を牛乳瓶で殴ってしまったという事件。　当初は生徒が自分で行った事と虚偽の報告をしていたようです。　養護施設では、若い従事者が重度障害の入所者を熱湯風呂に入れ、入所者が火傷が原因で亡くなったという事件もありました。

社会的にも体力的にも弱者である人たちを守る立場にあるべき人間が、その対象を虐待してしまう。　あってはならないことですが、頻発しています。　恐らく太古の昔から行われてきたことでしょう。

件の従事者が、自分自身の生活の中で尊重されていたかどうか？が問題なのでは？と想像します。　満たされない人は、自分自身の精神バランスを取るために、より弱いものに対して攻撃的になることが多いと思います。　実例を掲げることは憚られますが、私の周りにも見受けられる事象です。

たとえ話でしたら、、。大変な思いをして禁煙に成功した人は、周りに気を遣わず喫煙する人間に対して寛容にはなれません。　大変な思いをして減量に成功した人は、肥満を忌み嫌います。

飛躍しますが、フランス新大統領のサルコジ氏は、自らが移民系ですが、反移民政策を取ります。　このような事例においては、悲劇的結末が訪れることが多いのが気がかりです。

左翼を忌み嫌うジャーナリストが、学生運動に傾注した過去を持つ例も多いものです。

節制をもってよしとし、自分自身に厳しくあることは素晴らしいこと。　しかし、それを自分以外に対して求めすぎると悲劇が待っています。　あと一段階段を登って、大人たるべし。　人はそんなに強くないのですから。

そして、もっとも逃げ場のない、逃げる手段のない人、それは、子供です。　すくなくとも我が子をスケープゴートに仕立てることだけはないようにしなくてはいけませんね。　

| その他 | 01:04 | comments(2) | - |

前妻の親戚に子供の障害者がいました。
色々と大変でしたが生きたいと言うことは我々と全く同じでした。
一緒に生活をしたことがないけど彼等は彼らなりに一生懸命頑張ってる。
それを健常者と同じような感じの言動は常識人として恥ずべきことです。
ただ障害者だからとか簡単な言葉でまとめるのはどうかと思います。
『弱気を助け、強気をくじく』
正しいことを正しいとハッキリ言えない大人がいるから子供が犠牲になるんだと思います。

| しんじろう | 2007/06/11 10:49 AM |

毎日毎日、酷いニュースが続きます。　せっかく生まれてきた命が、納得できない理由で失われるのは忍びないものです。　障害者の人生は、けっして楽なものでは無いでしょう。　当店付近にも養護学校がありますし、知り合いに関係者もおります。　色々なことを聞きます。
人間と動物の違いは、社会が弱者を助ける構造を持つかどうかだと思います。　類人猿（オラウータン）は、共食いもしますが、子供や老体を助けるようです。　せめて、おさるさんに劣るような行動は慎みたいものですね。

| rhymin master | 2007/06/12 12:41 AM |

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