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2007.07.16 Monday

祇園祭の思い出

祇園祭の時期、日が暮れる頃、ざっと夕立があり、浴衣のお姉さんが雨宿り場所を探すと京都の梅雨が明けると言います。　今年は夕立どころか季節はずれの大型台風がやって来ました。　鉾や山には多彩な織物やお飾りが施されていますので、強風や雨を避けるために取り外したり飾り直したりが大変でしょう。

宵山には出かけずに三重県にある妻の実家へ帰省していましたので、今年の賑わいは知りませんが、東インターを降りたときに感じた「涼しさ」は、祇園祭のそれでは無いように感じました。　これでは、生ビールやかき氷の売れ行きは芳しくなかったのではないかと心配します。

これは昨日の三重県は南伊勢町（旧南島町）贄浦の様子。　台風一過とはよく言ったもので、綺麗な青空が広がります。　少し波が高いのが判るでしょうか？　台風一過といえば、小学生の頃

台風一家と書くのだと思っていました。　イメージとしては、サザエさんの様な漫画の中で、嫁いでいる妹一家が帰省した時に、おじいさんおばあさんが振り回されて、食べ散らかされて、お小遣いをむしられて、去っていった後の家の様子が、台風が去った後、木々が倒れている様子と似ているのだと想像していました。　因みに車中で小学生に尋ねると、同じように「一家」と書くのでは？と言っていました。

♪遙かな尾瀬　転じて　遙かな尾根　　♪京都大原三千院　転じて　京都大原三千里　　♪兎追いしかの山　転じて　兎美味しかの山　など、皆さん間違って覚えていたことって無いですか？

そんな間違いをしていた小学生の頃、祇園祭の思い出といえば、

昔、四条畷で父親が経営していた「舞子」というビリヤード店は、ハードボイルドに地下にありました。　クーラーが効いているからではなく、なにやらひんやりとしていました。　縄手から長刀鉾に向かってまずは四条高島屋を目指します。　木屋町を過ぎる頃には小学生の目線からは人の背中しか見えません。　親とはぐれないようにしっかりと手を握っています。　もうひとつの手には、東鳩のココナッツサブレが握られています。　歩行者天国となっている高島屋の前あたりからは、本当にぎっしりの人人。　河原町と交差する辺りでは人の流れも変化します。　その辺りで子供の手から離れてしまったココナッツサブレ。　拾うことも戻ることも叶わず。　雑踏の中、聞こえないはずなのに子供の耳にははっきりと、ザクザク踏みしだかれるサブレの音が聞こえました。

子供は長刀鉾の上に上げて頂いても、感じるところはありませんでした。　下から見ても何が良いのかわかりません。　蟷螂山のからくりの方がお気に入りでした。

やはり、夕立に打たれて綺麗に見える浴衣のお姉さんと出かけるのがよろしいかと思います。

| その他 | 22:27 | comments(0) | - |

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