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2007.08.07 Tuesday
緊急脱出ツールを車内に
人はいつか必ず死にますが、生きたまま動物に喰われて死ぬ・溺死・焼死・などはご免被りたいものです。 しかし、新聞テレビでは連日「水の事故」が報じられています。 夏休みに入って、子供さんが亡くなる記事を目にするのは辛いものです。 プールで1キロ2キロ泳げる人でも、海や川では勝手が違います。 特に子供さんにはライフベストなどの着用が望まれます。 備えあれば憂いなし。米国では橋梁が崩落し、多くの犠牲者が出たようです。 車ごと河川や海に落ちてしまった時には、どのようなことを心がければ良いのでしょう？
車が海や川に落ちても、すぐに水没してしまうことは稀です。 多くの場合、ゆっくりと沈みます。 しかし水圧というものは存外に高く、こうなってしまった場合、完全に水没するのを待たなければドアは開きません。 およそ100キロの力が必要とも言われます。 窓が開けば、そこから脱出できるかもしれませんが、最近の車はパワーウインドウが装備されています。 水没中の電動窓が作動することは殆ど期待できません。家族の安全を守るべ保護者、または自分で自分を救うしか選択肢を持たない運転者は、すべからく「緊急脱出ツール」を車内に常備すべきです。 三角停止版や発煙筒の車載所持が義務づけられているのに、脱出ツールが義務づけられていない理由は、泥棒の道具となり得るからではないかと想像します。 簡単にサイドウインドウを破れますから。 ということは、他者を救助するのにも役立つということですが。おそらく事が起こったときの責任を恐れて車載を義務づけられていない「脱出ツール」。 個人の責任のもとで購入されてはいかがでしょうか？知り合いが車で崖から数メートル転落したときの話。仰向け状態で静止している車内で、運転者はシートベルトを装着していたおかげで無傷でした。 しかし、そのシートベルトが外れません。 自分の体重がベルトアンカーに負荷をかけているため、レリースボタンを押しても解除できません。
片手で天井を押し、ベルトの負荷を緩めながらボタンを押すことによって、なんとか脱出できたそうです。この時、手に届くところに脱出ツールがあれば、ベルト部分を切断して難なく脱出と相成ったはずです。崖から転落なんて、、と考えていても、罪の無い停車中の家族が、飲酒運転車両に追突されて、、、という事故もありました、、。交通安全を心がけるのは一年中、ですが、特にこの時期、気をつけて運転しましょうね。
