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2007.08.08 Wednesday

着衣水泳を理解する

木枯らし紋次郎の時代にも水車小屋が出てきます。　しかし、その時代に日本に風車は無かったと思います。　動力を取り出す能力で水車は風車を遙かにしのぎます。

中世から風車を利用しているオランダは、その国土の多くが海抜ゼロメートルなので、流れの速い川が存在しません。　その為、水車を利用できなかったと聞きました。　しかし、市街に運河が多くあるため、水の事故対策は必須です。

オランダでは小学校の必須授業として「着衣水泳」があります。　冬は気温が低くなるため、コートを着たまま運河に落ちる可能性があります。　夏場にＴシャツ短パンで訓練するわけでは無さそうです。

長靴、コート、鞄を持ったままプールに落ちたとしましょう。　その時、貴方はどうしますか？　コートをぬぎますか？　靴を脱ぎますか？

Jr.マリンシューズ：1,100円。　海に出かける前に、子供さんに用意してあげれば？

石浜や珊瑚のある浅瀬で靴を履いたまま泳いだ経験がある方なら、靴やビーサンを履いたままでは上手く泳げないことをご存知でしょう。　なぜなら、ビーサンや運動靴は浮きますから。

全身にメタルやチェーンを配したヘビメタコートでも無い限り、殆どの衣服もプラスの浮力を持っています。　落水してしばらくは、身体と衣服の間にある空気が逃げないので、より多くの浮力を期待できます。　鞄なども、沈んでしまうような場合もありますが、浮力が期待できる場合もあります。

競泳競技や、シンクロ競技では、体力強化のために着衣水泳を行います。　早く泳ぐのには着衣は邪魔になるからです。　抵抗が増えるからです。

しかし、生活の中で着衣のまま水中に落ちる場合、まず考えるべき事は「生命の維持」です。　水中でもがき無駄に体力を消耗したり、泳ぎづらい格好で泳ごうとするのは得策ではありません。　また、水難事故の多くは流れが速い場所で起こります。　このようなとき、水泳の能力を過信するのも得策では無いでしょう。

先ほど書きましたように、水中では靴も衣服も、時には鞄も浮力の助けとなります。　

ですから、答は「衣服も靴も脱がずに、その浮力を利用して、仰向けに浮かび続ける事」です。

浮かんでいれば、誰かが助けてくれます。　それを待つのが得策です。　詳しくはこちらのページをご覧下さい。　詳しく説明なさっています。　特にお子さんがおられる方は各リンクをたどり、ぜひお読み下さい。

子供が通う京都市立小学校では、夏休みを利用して「着衣水泳講習」が行われています。　未だ学校授業では実施されていませんが、これも進歩です。　出来れば保護者共々の参加が望ましいですね。　

海や川では、アクアシューズ・ライフベスト・Ｔシャツ・等を着用して入水するのがお勧め。　海岸沿い、地元の小学生は、クラゲよけの為にもシャツを着たまま泳いでいます。　顔をつけてしっかり泳ぐのはプールでね。

まさか、着衣泳のホームページがあろうとは…。
いい勉強になります。
知っておくだけでも随分と違うはずです。

いつも貴重な情報をありがとうございます。m(_ _)m

| しんじろう | 2007/08/08 11:33 AM |

今日の記事にマクラーレンネタを載せました。
やはり6台くらいは接近した性能のマシンが欲しいところですね。
チーム内のごたごたに機構側が口出しするのも良くないと思います。
モンゴルとスペインのスポーツ新聞はさぞかし怒っていることでしょう。

| rhymin master | 2007/08/10 1:02 AM |

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