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2007.08.09 Thursday

落雷から命を守りたい

author : rhymin' master

予定を変更して、夏休み中の子供達の大切な命を守るために少しでも役立てれば、と思い書きます。

’07年8月8日付け読売新聞朝刊記事に「落雷で1人死亡1人重体北海道岩手」とあります。

岩手では海水浴中の子供さんが、雷警報を聞き避難中に砂浜で雷に打たれていまい、お一人が重体となってしまったようです。

北海道では、散歩中の大人が被害にあい死亡したようです。　この記事に気になる記述があります。

「被害者が首に着けていたネックレスと右手のブレスレッドが黒く焦げていた。」というくだりです。

皆さんはこの記述を読まれて、どのような感想をお持ちになりますか？　やはり、雷が鳴った時、金属系のものを身につけていると危険だ。　と思われますか？　果たしてそうでしょうか？

実際の所、眼鏡をかけていようと、ネックレスをしていようと、その様なことで落雷に遭う危険性に変わりはありません。　人間よりよほど電気を通しづらい立木に落雷することから判るように、危険を高めるのは高さです。

雷雲に溜まった電荷が、その行き所を探しています。　雷雲内や雷雲同士で解消することもありますが、多くは地表や水面にその行き所を見つけます。　その時、地表からは「お迎え放電」というものが出ているようです。　お迎え放電の出口にならなければ良いわけです。

雷が鳴る、その時。　身につけているものを外すより何より、身を伏せるのが良いのです。　「あ、あの辺で光っている。」と手を挙げる行為は、かなり危険です。

カーボン製の釣り竿に落雷するのは、カーボンが導体であることより、その形状が原因です。　ゴルフクラブに落雷するのは、ゴルフ場の地形によるもの。平地で、周りにお迎え放電をしてくれるものが少ない。

覚えておいて欲しいのは、広場にぽつんと立つ大木は、お迎え放電ポイント。　その下は危険です。　そこから10メートルほど離れ、危険が通り過ぎるまで、濡れても仕方ないと諦めて低く伏せて下さい。

資料によりますと、日本では年間20人ほどの方が落雷で命を落としているそうです。　避雷針のある家屋の中が安全なように、車の中は安全と言って良いようです。　空に向かって指を指すようなことをせず、車か家屋の中に入るのが一番安全ですね。　子供さんに教えてあげて下さい。

読売新聞の記者、編集者さん、誤解を招くような記事にご一考を。

| その他 | 00:22 | comments(1) | - |

恐ろしいですね。
前にも書いたと思うのですが、落雷場所から約200mの休憩所にいました。
光った瞬間に落ちました。
落雷場所付近にいた人は『地面が赤くなって自分の胸辺りまで熱くなった』と言ってました。

＞日本では年間20人ほどの方が落雷で命を落としているそうです。　
初めて知りました。
多いんですね。
絶対に指や手を向けないようにします。

| しんじろう | 2007/08/10 4:27 PM |

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