2008.02.13 Wednesday
雪の音
1978年発売、時にユーミン24歳。 流線型’80。 30年経った今でもステージで歌われる名曲がちりばめられた名盤です。 松任谷正隆のアレンジも非常に上品で、アコースティックな響きが,少なめの楽器で奏でられます。 夏の曲も冬の曲もあります。 ロッジで待つクリスマスなどは、上流家庭ならではの冬の過ごし方が目に浮かびますが、殆どの方には縁遠い世界かもしれません。 冬の曲と言えば、9曲目の観覧車も寂しい冬を歌った楽曲です。 イントロは♪シャンシャンシャンと鈴の音が流れます。 この音は、♪ジングルベールジングルベールと鳴る鈴の音とは異なり、マイナーキーです。 私を始めとして、殆どの方はトナカイの鈴の音等を聴いた事は無いはずです。 それでも、このシャンシャンという音を聞くと冬を感じます。 何故でしょう?
全国的に大雪に見舞われた今朝。 京都の街も雪に覆われました。 降り積もった雪が反射して、とても明るい朝でした。 その明るさで目が覚めた訳ではなく、ましてや寒さで目が覚めた訳ではありません。 朝を知らせてくれたのは、シャンシャンという冬の音でした。もちろん、トナカイが引くそりの音ではありません。 北から南へ向かう車が撒くチェーンの音です。ライミンの前は京都市街を囲む大きな幹線道路の東を担う東大路が走ります。 東大路に車が絶える事はありません。 真夜中でもタイヤの音が絶えません。 しかし、チェーンの音が聞こえ、カーテン越しに明るい光が差し込むのを感じると、子供でなくても、なんだかわくわくします。 西側の窓から車道が真っ白なのを確認してから、東のカーテンを開けると屋根瓦は真っ白です。 大文字山はもとより、比叡山は雪にかすんで見えません。 午後に晴れ間が見えてから、比叡山を確認すると流石に真っ白でした。 朝のワイドショーでも、各地の模様が映し出されていました。 交通が麻痺している情報に並べて雪国のJAFが活躍している様子も報道されていました。
スタッドレスはもちろん、タイヤチェーンを用意していても、時と場合によってはスタックしてしまうものです、 ましてやスキー場付近は、勾配もあり気温も下がりますので、上記のような小道具が必要な事もあるようです。 樹脂製のものなら価格も安く軽量なので、ラゲッジルームに積んでおくことも出来そうです。 今朝のTVでは、緊急脱出用にお手軽なアイデアが紹介されていました。 それは、国道筋の橋梁等に配備されている塩化カルシウムと砂利砂を混ぜたものをボトルに入れておくというものでした。 その混合砂をスタックしているタイヤの前に撒くと、効果が見込めるようです。 スタッドレスタイヤを装着していても、アイスバーンでは発進するのに難儀する事があります。 登坂路では停止したく無いものの、止むなくという状況もありますし、概してそのような場所はつるつるになっているもの。 そんな時に重宝するかもしれません。 ただ、車外に出る時に注意したい事がもうひとつ。 運転者の靴です。 車がスリップする場所は、靴も滑ります。 うっかり転倒して怪我をする事が無いようにしたいものです。TV番組の中で、初めてオートソックを装着している車を見ました。 某外車ディーラーでは随分売れたそうですが、未だ装着の報告は無いとの事です。 お守り代わりに購入されるようです。

