2009.02.08 Sunday
良いTOYOTAと、悪い?TOYOTA
未曾有の不景気と言われる現在、暗いニュースばかりが紙面を飾ります。 しかし、西日本新聞2009/02/07付け朝刊に、素晴らしいニュースが掲載されていますので、ご紹介させて下さい。
トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が今月中旬から、福岡県宮若市と同県宗像市でのボランティア活動に従業員を派遣することが6日、分かった。急激な需要減に伴う減産態勢で約2000人が余剰人員となっており、工場に出勤しても仕事が少ない従業員たちに活躍の場を提供し、会社として地域に貢献する狙い。会社側は活動を勤務とみなし、通常通り給与を支払う。余剰人員を削減せず、ボランティア活動に従事させる取り組みは異例。正社員、派遣社員を問わず希望者を募る。同社は、1日に少なくとも計40‐50人を派遣できるとみている。宮若市では、損ケ熊古墳の発掘、同市の有形文化財でかつて石炭運搬に使用された蒸気機関車(SL)「アルコ22号」の塗装、不法投棄ごみの回収などに従事。宗像市では放置された竹林での伐採作業に取り組む。活動の内容は、両市の要望を受け入れて決めた。当面は3月末までの予定。同社は主市場の北米の需要減少に伴い、昨年6月から減産を続けている。今月からは車両組み立てを手掛ける宮田工場の全2ラインを昼のみの稼働とし、生産ペースをさらに落とした。これにより、正社員・派遣社員を合わせた計約7600人(1月1日現在)のうち、約2000人が余剰になった。2008年度は前年度よりも約15万台少ない29万台弱の生産にとどまる見通し。同社幹部は「地元自治体には、(減産に伴う)法人市民税の納入減などで迷惑をかける。ボランティアで、日ごろお世話になっている方々のお手伝いになればうれしい」と話している。単年度赤字は大きな数字となっている各企業ですが、特にTOYOTAさんなどは、ここしばらく空前の利益を上げていたはず。 ならば、このような英断も可能かと思います。 素晴らしいではありませんか! このニュースを教えて下さったのは、逸品館のメルマガです。 ありがとうございます。しかし、同じTOYOTAの話なのですが、タクシー運転手さんから、嫌なお話も伺いました。 その運転手さんが仰るに、複数の方から聞いたから間違いないと思うと、前置きのあと、
昨年のTOYOTAでは、忘年会が禁止となっていたそうです。 本当でしょうか?
災害時に某市の職員の方々が、忘年会やボウリング大会を催して問題となった事は理解出来ます。この時期に、経営者の40m大の銅像を建立するという計画が有ったなら、それは中止した方がよいでしょう。 でも、火の消えかかった街には、大TOYOTAさんが落とすお金を当てにしている飲食店やタクシーさんがたくさん居られたでしょうに。 そこは規模を縮小してでも、宴を儲けるのが筋ではありませんか? まぁ、それだからこそ、あそこまで大きくなった会社なのかもしれませんが。 すこし寂しいお話と、嬉しくなるお話でした。