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2009.09.10 Thursday

政権が変わると

新しい内閣にどなたが入るのか？　あまり政治に興味の無い私でも、新聞に目を落とすようになりました。　郵政民営化の見直し／高速道路無料化へ／日米地位協定問題や普天間基地移転問題／天下りや渡り／内政から外交、税や保険と、問題が山積しているなか、新しい政権に期待するのか、冷ややかな目でみるのか？　皆さんはどちらでしょうか？

様々な理由で投票に行けなかった方もおられましょうが、やはりというか、「投票しても何も変わらない」という趣旨で、投票所に出かけない御仁も多く居られます。

かくいう私も、そのような考えを持っていた時期があります。　しかし、県単位、市町村単位で行政サービスに差がある事を知りました。　判り易いのは、子供や老人の医療体制、市町村民税、就学サービス、道路や公益施設。　同じ日本国民とはいえ、暮らし易さには差がありそうです。　もちろん、都市部と農村部を比べての暮らし易さ、税収の多寡による差もあるのでしょうが、過疎地域が、住民が増える事を願って各種住民サービス企画を展開している例もあります。

地方自治ならでという側面もありましょうが、長が断行すれば、色々な事柄がかわるという事例であります。

短絡に過ぎるかもしれませんが、やはり変革は政治の長が変わる事によって進むと思われます。

でも、今回の政権交代で、変わらないだろうと思われるのが

裁判員制度。

私は、この制度に反対していますので、どの党もマニュフェストに廃止や見直しを書いていなかった事に失望しています。

ここへ来て、いくつかの裁判で、裁判員が評決に加わったと報じられています。

また、改めて書きたいと思うのですが、とりあえず、いくつかの疑問を呈してます。　もしお教え下さる方が居られましたら、ぜひお願いします。

裁判員には、裁判中に話し合った事柄について守秘義務を科料とともに課せられていますが、裁判後に「顔出し」映像をTV等で流すのは何故？

日本最高レベルの試験を経て、最高レベルの給与と引き換えに「人を裁く」事を仕事としている方々と、どうして市井の者がご一緒出来るのか？

とんでもない事件の裁判を扱うと聞きましたが、とんでもない事件を起こす方のほとんどは、とんでもない方のはず。　その方のご身内が出席している裁判で、顔を確認されて、その後に不利益が発生しないのか？　

ノリピーがしでかした事件と、同じ芸能人ながら、「仕事は悪役ばかりで、見た目に醜悪などなたか」がしでかした事件を、同じように裁けるのか？

そもそも、交通事故における慰謝料や、クルマ等の損害賠償ですら、みなさん「ご自分が正しいと信じて、慣例や判例とは異なる要求をなさるのに、刑事罰の事等を理解したりできるのか？

成人年齢の引き下げや、国民投票。　裁判員制度。　これはなにか政権というより、もっと大きな「国」が、何かを企んでいるのではありませんか？　

裁判員さんの人格を否定するものではまったくありませんが、素人の裁判員さんに説教されても、、、。　裁判員制度の裁判って、週刊誌を読んで「あぁでもない、こうでもない」と言っている町の喫茶店と変わりないように思います。

政権交代しても、裁判員制度は変わり無しなんですね。

| その他 | 23:54 | comments(2) | - |

評決には裁判官が絶対的な力を持つ現況では裁判員の存在価値はないと考えます。先日の投票ではこの制度に肯定的な最高裁裁判官全員に×をつけました。

| ねずみ小僧 | 2009/09/13 3:10 AM |

なるほど、その手がありましたね。　マルバツを記入する用紙の右上は、不作為のバツが尽き易い場所なので、そこに配置される事を嫌うと聞きました。
確かそこには女性裁判官の名前があった様な気がします。
三権分立と言っても、国益前提の範囲なんでしょうか。
出来れば、生きている間に裁判所のお世話になりたくないと思います。　切に。

| | 2009/09/14 12:26 AM |

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