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2009.12.07 Monday

サロゲート

author : rhymin' master

冬休み明けにブルースウィルス主演「サロゲート」が公開されます。

これは身代わりロボットをモチーフにした近未来SF映画のようです。　私にとっての身代わりロボットといえば、「パーマン」のコピーロボットのこと。

子供の頃は、コピーロボットがいれば良いのに、と思う事がたくさんありました。

でも、徐々にそう思わなくなって来ます。　

コピーロボットというからには、自分の性能や性格までコピーされているはず。　そうだとすると、イヤな仕事や嫌な用事、苦手な事や苦手なヒトも同じのはず。　それだったら、上手く行くはずありません。

適当に済ましたりしておくと、後でしっぺ返しがやってくるのを学習しました。　自分で責任を持たなければなりません。

だからといって、全てをきちんとこなしている訳ではないのはもちろんですが、出来る事と出来ない事を自分なりの価値観で仕切っているのが、今の自分ということでしょうか。

寒い朝に「もう少し寝たい」とか、出来れば週に二度はプールに行ければ良いのにとか、それくらいのことは願いますが、身代わりロボットの登場を願う事はなくなりました。　

今晩もその思いを改めて感じました。　と、言いますのは

年賀状のやり取りしか接点が無くなっている高校時代の同級生が急逝しました。　先ほどお通夜に行って来ました。　ご両親はご健在でして、お子さんは高校生位だと御見受けしました。　順序を違えた葬儀は辛いものでした。

ここしばらくは略礼服に白いネクタイを合わせることがありません。　同級生でなくても、もっと年下の知り合いでも、黒いネクタイを絞めて写真と会う事が増えています。　　

さしあたって自分の健康や寿命を意識する事にはなっていませんが、残り時間を意識しないといえば嘘になるのかもしれません。　残り時間が少なければ、毎日の同じ仕事の繰り返しも、新しい出会いも、子供と過ごす時間も、親と過ごす時間も、全て、人に代わってもらうのは勿体ないと感じます。　同じようにしか過ごす事はできないのですが、その同じ様な毎日を楽しみながら過ごせれば幸せだと、心から感じられるようになってきました。

不摂生からくる成人病や、不注意から起こる事故や怪我なら、防げそうです。　まだしばらくは元気に過ごしたいです。

因に映画のサロゲートは、自分のイヤな仕事を押し付けるだけのものではないようです。　危険な冒険を代行してもらって、その経験を共有したりするようです。　資料によると、容姿も自由だそうで、そうなると、サロゲートの歩く街は美男美女だらけとなるそうです。　

サロゲート同士で無いと、会話が成り立たない夫婦という設定があるそうですが、哀しいですね。

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