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2013.12.24 Tuesday

劇団ケッペキ　12月公演　迷子になるわ

クリスマスを前にした日曜日の夕暮れ家内に誘われ初めて西部講堂に足を踏み入れました。劇団ケッペキの12月公演「迷子になるわ」を観るために。

これまで交響楽団、合唱団、ギター部さんの公演は拝聴したことがあるのですが、舞台演劇観賞自体初めての経験です。

講堂内は火気厳禁のようですので、恐ろしく冷えます。入場券と引き換えに使い捨てカイロが配られます。　嬉しい心配り。

舞台を三方から観客が囲む形の設えです。前方の頂点から放たれた様に伸びる花道が二本。舞台奥と観客席の後ろには模造紙で拵えたと思われる柱が林立しています。舞台には一台のベッドと二脚の椅子。天井から一本の赤いロープが垂れています。

観劇初心者が言うのも僭越ではありますが素晴らしい演出でした。寸分の狂いもなく展開、拡張する音響と照明。滑舌の悪さも性格付けの一部と思わせる狂気を孕んだ演技。

主演の生田目さんは出ずっぱりの七十分でした。最後に赤いロープが東京タワーに見えましたよ。

残念だったのは、物語がクライマックスの暗転を迎える寸前に私たちの前に座っていた男性の体調が悪くなってしまい係の方を呼ぶ必要に迫られたこと。最後の台詞が聞き取れぬまま終演となってしまいました。確かに寒かったけど、、、ちゃんとお肉食べてるか？　と云う感じ。

これで当日700円・前売り500円は破格だと感じました。学生オケ・学生コーラス・学生演奏家・学生演劇。　素晴らしいと再確認。地の利に感謝しつつ、再訪を心に決めました。

その後は百万遍の餃子の王将に。　ここはかつてレブン書房があった場所。ダブルで追悼気分ですな。王将の餃子は、世界でイチバンCP比が高いと感じるものの生まれて初めて「焼き餃子」より「水餃子」がイイかなと感じた夜でもありました。

自分の胃袋にも追悼の気持ちを持つべき年齢なのですね。　合掌。

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