2008.07.17 Thursday
百福 エルビスコステロ
2003年にFUJI ROCK FESTIVALでパンク・ロックな説得力あるライヴを披露、その秋には単独公演で再度来日、翌年2004年末にも来日公演を行ってファンを魅了したエルヴィス・コステロ、待望のバンド名義アルバムのリリース! 『ザ・デリヴァリー・マン』(2004)に引き続き、ジ・インポスターズを率いて制作。US南部のR&Bやルーツにヒントを得た前作から一転、コステロの原点に還った、ファン待望のロックン・ロール・アルバム! アルバム・タイトルは、日本が世界に誇るインスタント・ラーメンの発明者=故安藤百福氏にインスパイアされたもの。わずか2週間で制作した本作についてコステロは「やる事といったら、お湯をかける事くらいだった」と、インスタント・ラーメンに例えて語っている。同じUKのアーティストとしては、iPodiTunesのTVCMでおなじみとなったコールドプレイのVIVALAVIDAが世の中を席巻しています。 コールドプレイの新作も少ない楽器で大きなスケールを感じさせる構成でなかなかの出来ですが、好みからすると若干音が薄いんです。 TVCMでは、TV用に圧縮加工されているのでしょうか、それを感じません。
対してこのコステロの新作は、分厚い演奏、分厚い録音、アナログな手応えがあります。 楽曲も良いのですが、サウンド自体が心地よく響きます。日本盤初回限定盤には、SHM-CD(透明度の高いポリカボーネイドを使用した高音質CD、SACDとは異なり普通のプレーヤーで再生出来ます)仕様もあります。 その他、嬉しい事にアナログLP晩もリリースされているようです。 こちらをご購入された場合は、キー入力によりMP3音源をダウンロードする権利を得るようです(一年間限定)。私は通常盤のコピーで楽しんでいますが、1度LPもSHM-CDも体験してみたく思います。どなたか購入されましたら、1度試させて下さいね。ライミンとしましては、コールドプレイより百福をお薦めします。 世間の売れ行きとは関係ないところに名盤は佇んでいます。