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2007.01.11 Thursday

FIAT500 チンクェチェント

author : rhymin' master

昨年、長男が大学生になりましたので、早速普通自動車免許を取得させました。　その節には岩倉自動車教習所にお世話になりました。その後、我が家の任意保険料金は2倍を軽く超えてしまいました。

にも関わらず、彼がハンドルを握ったのは僅か２度あまり。　深夜にこっそり親の目を盗んで鍵を持ち出すようなこともありません。　(左ハンドル、手動変速機というのもハードルを高くしていますが、、。) 高校生時分に原付に乗りたいと言ったこともありませんし、今も自転車を利用しています。　　これは我が家だけの事では有りません。　同級生を見ても大同小異のようです。　我々の時代とは全く違いますね。

パソコン・携帯電話・と昔には無かったものが影響しているのかもしれません。　また、経済状況も影響しているかもしれません。　昔、大学生のデートに車が必需品だった時代がありました。　今は電車プラス割り勘の時代ですね。

で、何故チンクェチェント？

チンクェチェントと聞いてピンと来ない方でも、ルパンの愛車と聞けば、あの白いボディを思い出すかもしれません。　ダンデ・ジアコーサ設計のリアエンジン車は、その愛くるしいデザインから現在も愛されています。　イタリアのベスパと同じく、見た目だけで乗りたいと希望する婦女子が多く存在しますが、英国旧ミニ・独国旧ビートルに比べても難易度は高いです。　無理です。

しかし、フィアットからミニ、ビートルと同じように復刻されるようです。　もちろん全くの新型車として。　デザインはオリジナルのイメージを充分に残した物となっているようです。　この点、ミニ・ビートルと同じですね。　こちらのリンク先に公式ページがあります。

話を戻します。　今の若者は車に興味が無いようです。　便利な道具としては利用するでしょうが。丁度、仕事や勉強に必要なパソコンのようなものでしょうか？　その道具には愛着を感じないかもしれません。　引っ越しには軽トラ。　合宿にはミニバン。　その時々にレンタカーを借りれば充分ですね。

若者の多くがこう考えるのなら、いわゆるカー・シェアリング時代の到来が現実味を帯びた話になります。　私のように車を趣味としてとらえる者からは考えられない計画ですが。　私には今流行のリース方式すら受け入れられません。　気に入った１台にじっくり乗りたいです。　もとよりマニュアルミッションでは、共有など受け入れてもらえませんしね。

そんな時代が来るとき、個人所有の小型車として存在できるのがフィアット500・ミニ・ビートルの様な車達ではないでしょうか？　カーシェアリングあり。　個性的で実用性の低い車もあり。　偉そうな大型車もあり。　老人や障害者に優しいミニバンあり。　スポーツカーあり。　色々な選択肢がある社会であってほしいです。

| 車 | 01:01 | comments(0) | - |

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