事務所問題から、なんとか還元水。 自殺という結末を迎えてしまった前々農水省長官が「今時、水道水をそのまま飲む人なんて居るのかね?」 と言っていたと報道されていましたが、それを聞いた水道局のお歴々はどう感じた事でしょう?
20年以上前に京都に住んでいた方なら判ると思いますが、夏場の水道水では歯磨きもままならない程「臭い水」が蛇口から出ていました。
その頃の水は飲料はおろか、炊飯、麺の湯戻しにも使えないようなものでした。
それも今は昔、高性能浄化システムの導入で京都の水は大丈夫と相成りました。 大阪、東京でも同種のシステムが導入されているようで、水道事業に携わる方々は異口同音に「蛇口から出る水を飲んで欲しい。」とおっしゃっています。
蛇口から出る飲料水で食器はおろか乗用車まで洗う事をする国は、世界広しと言えどそれほど多く無いと聞きます。 蛇口から出る水が飲用に適さない国で愛用されているミネラルウォーターを、ガソリンより高い値段で買うのはいかがなものでしょうか?
しかし、アトピーの方が、完全にミネラルウォーターにシフトしたり、引っ越しに際して水道水系が変わった後、症状に変化が出る事があると言う事を聞いた事があります。また飲んで美味しく無いと感じる水では、高価なお米も素麺も美味しく出来上がりません。
残念ながら美味しく無い水道水が出る所に居を構えているなら、ミネラルウォーターか浄水器のお世話とならざるを得ないでしょう。 シングルセレブならいざ知らず、家庭人の場合、歯磨きにまでミネラルウォーターとはいきません。
10年程前までは、あのSONYが輸入していた「ウォーターマスター」という浄水器を使用していました。 これはNASAがスペースシャトルに搭載している浄水器と同じ構造を持つフィルターを使用したもので、早くから銀殺菌機能を持ち、尿を飲めるとまで言われたものです。 国産の浄水器が、筐体内部に残留してしまう水に雑菌の繁殖を抑えられない事を指摘された時にも、その種の試験において問題無しとされていました。 また、マルチ商法の浄水器を薦められた時「試しにその浄水器の水をテストしましょう」と言われましたが、マルチ君の期待する結果とならずに済みました。
そんなウォーターマスターですが、廃番となってしまいましたので現在は家庭用浄水器、東レのトレビーノを使用しています。
家庭用浄水器の中でも最廉価に属するモデルですが、これで充分な性能があります。 殆どの蛇口にフィットするアダプターが付属しています。 フィルター自体は高級機も普及機も同じです。
使用時間を示すインジケーター等はいりません。 そのようなものは賞味期限と同じ。 飲んで自分で確かめれば良い。 水量が減れば交換時期です。 私の経験では、夏場と冬場で多少は寿命に差があります。 夏場には早く替える事となるようです。
さて、その交換カートリッジです。

これは普通のモデル。

これはトリハロメタン除去機能付き高性能モデルです。
最近、ジャスコなどで高性能フィルターの方が安いお値段で販売されていとことがあります。 私も「ラッキー」とそれを購入しましたが、落とし穴がありました。