2014.09.30 Tuesday
愛宕山詣り 其の二
延々と続く階段状登山道を登りつづけること約1時間で
5合目に到達します。
7月31日深夜に行われる千日詣り用だと思いますが
参道の両脇には電柱が並んでいることが分かりました。
場所に応じて緑色や茶色に塗られているので、夜間に登ることが多い
千日詣り時には気づかないかもしれませんね。
五合目に差し掛かると最初に眼に入るのがこも樽。
大杉大神としてお祀りされています。
そこから10分ほど歩くと、少し開けた場所があるのでひと休み。
苔むした大きな岩が目印になるかもしれません。
疲労が目線を下に落としますが、
こここそが落語愛宕山の舞台であることに気付かずに通り過ぎるところでした。
その昔、この場所でかわらけ投げが行われていた事を示す立て札は
帰路の目線でなら容易く見つけることが可能ですが、先を急ぐ登りの目線からは
確認しづらい場所に立っていました。
見つけることができて良かった。
落語では、この辺りから京都市内への眺望が開けていると云われていますが
実際はそれほどでもありません。
人間国宝米朝師匠が、「この噺は、実際に登らんほうが良いんや。嘘ばっかりやからな。」
と仰ってるようです。
私は鳴り物入りで賑やかな上方落語で楽しむより
江戸落語の正統継承者でありながら、上方落語にも造詣が深い「古今亭志ん朝」の一席が
大好きです。
愛宕山の粗筋は こちらで http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%AE%95%E5%B1%B1_%28%E8%90%BD%E8%AA%9E%29
お手製の小判、晴れているのに傘を開けて記念撮影している私の意を汲んでくださる方は
あの日に居られたでしょうか? 危ない人だと思われていたのでしょうか?
そこからさらに10分程進むと、
