Deep Space Rhymin' | 襟を正す。　服を揃える。

2007.02.08 Thursday

襟を正す。　服を揃える。

月刊誌ENGINE78号からの引用です。

フランス革命時、貴族や大ブルジョアの支配に反旗をひるがえした労働者・職人やインテリ層からなる共和派は、宮廷人士の服装だった膝までの長さのズボン＝キュロットに反発し、あえてキュロットをはかないことから、「なになにをなしで」を意味する「サン」をキュロットの前につけた「サン・キュロット」（長ズボン族）と呼ばれた。　そして、男性のフランス人全員が長ズボンをはくようになった得、王政復古の根は完全に絶たれた。　と書かれています。

また、明治政府が総力を上げて西洋的な近代化に取り組んだとき。まず行ったのは伝統ファッションの切り捨てであった。　ちょんまげを切り、公的な場所では極力洋服を着ることを求めた。　内面を変えるとき、まず、表面を変えることが重要である事を知っていたからだとあります。

本日放送のあった「サードウォッチ」では、テイラーの父親の死亡が確認。9/11の犠牲者です。　消防士であった彼の棺は星条旗で覆われ、参列者は消防士の制服姿です。　荘厳なお葬式でした。

軍隊を始めとする団体では、規律を重んじます。　一瞬一瞬が生死を分ける現場では、躊躇が邪魔になります。　命令に対して個人の考えや判断を挟む余地は考慮されません。　鉄の規律を徹底するために、制服、制帽、旗印、歌が用いられますね。　可能な限り格好良いものが求められます。　子供が憧れる体裁が求められます。　時には機能性をないがしろにしてでも。　自分が成長した時の対象としての制服もありますし、性的な欲求を喚起せしめる制服もあります。　機能のみを制服に求めていれば、このようなことは起こらないのではないでしょうか。

さて、堀川の奇跡をご存知ですか？

堀川の奇跡。　京都市立堀川高校は、1999年に京都全域から受験可能な探究科と呼ばれる進学コースを設けました。　それ以前は、現役で国公立大学に合格することなどほとんど無かったのですが、探究科１期生卒業以来、現役合格者を出し続け、今では全国レベルでも有数の結果を出しています。　

ここでも、表面からの変化がありました。　探究科が新設された時、普通科の学生は自由服で、探究科の生徒は制服だったそうです。　ひとつ屋根の下で、「頭の良い子」だけが制服を着ている、、。　このような光景がみられたそうです。　現在は全員が制服のようです。　　府立洛北高校でも、それを追うように制服を導入しました。探究科とは名前が異なりますが、進学コースを設定し、少ないながらも国公立合格者を出すようになっています。

さて、生徒をまとめるのに制服は便利なのでしょうか？　私は小学校から高校まで公立ながら制服はありませんでした。　そのため、制服には抵抗があります。　洛北高校でのみ制服を着ることになった長男も、制服には反対でした。　指定体操服もしかり。

色々な子供が集う公立校。　色々な服で良いんではないでしょうか？　特にカジュアルウェアが低価格で手に入る昨今です。　制服や指定服の価格改善が見られない今、そのあたりもかんがえていただきたいのが親の実感です。　

規則を守り、襟を正して事に望むのは大切なこと。しかし、襟まで揃える必要があるとは思えません。　皆さんはどうお考えですか？

| その他 | 00:40 | comments(2) | - |

マスター、こんばんは～。

お久しぶりでがんす。

私、幼稚園・小・中・高とすべて制服でした。
転校が多かったので（最短で3ヶ月で転校なんてことも）。
したがって、制服が間に合わず前の学校の制服のまま
半年～1年が過ぎ、また転校という具合で・・・。

制服・体操服が他の生徒とは明らかに違うので
先生や不良たちからは必ず目をつけられてましたネ。
制服・学校生活については色々と苦労しましたが（泣き）、
今思うと親も経済的に大変だっただろうなぁと思います。

最近、学校によっては子供たちがあこがれる様な、
お洒落でかわいいデザインの制服もあるようですが、
清潔できちんとした服装であれば
わざわざ、制服でなくてもいいのでは。

| ターさん | 2007/02/09 2:01 AM |

ターさん、おばんでやんす。
転校族だったんですね。　私は、ずっとこの地で過ごしておりますし、子供達も中学までは同じ学校に通っています。　（もう一度、子供になったような体験ができましたので、子育ても楽しめます。）　しかし、間に合わない制服のために目をつけられたという話、本当に腹が立ちます。　おまえら、白血球にでもなったつもりか！　なんでターさんがそんな目にあわんとあかんのや！　　本当に怒っております。
ところで、可愛い制服の件ですが、、。
東山仁王門にある私立校の場合、靴から鞄、靴下からコート・スカート、
夏服冬服、体操服、女子だけに着替えも多めとなります。、、、。
総額、80～100万円となるそうです！！　ハナエモリだそうです。
他県にもあるハナエモリ採用校も似たような値段と聞きました。
考えられませんでしょ。　それで、丈を短くして、コンビニでアイスを買って、バス停横にべったり座って、大股開きで見せパンですから。
私服校でも、ローライズで半ケツとか、見せ紐とかあるでしょうが。
私服のコントロールは困難でしょう。　しかし改造制服もあるでしょう？
まぁ、管理したけりゃ制服という方向に流れますわな。
私服校でも、制服で通う子居るそうです。　白血球のように違うモノを認めないという考えこそが元凶だと思いますが、どうでしょう？
問題が大きすぎてまとまりませんが、コスト面でも制服にメリットが少なくなってきていると言うことは伝わりましたね。

| rhymin master | 2007/02/10 12:07 AM |

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