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2007.04.04 Wednesday

ノブレス・オブリージュ　と　美しい国

author : rhymin' master

カーグラフィック2007・5月号/6 at the corners/from Europe/by Paul Fr?reより

フォード、トヨタ、プジョー、ポルシェ社には、社内の高い位置に、その創業者と同じファミリーネームを持つ子孫が在籍しています。　Mr.フレールは、その事を純粋に嬉しく思うそうです。　彼によると、創業者一族が首脳陣に残り続けることによって、ある種の「プライドある経営」に結びつき良い影響が出るように思うとのことです。

対してホンダの創業者、本田宗一郎氏は、社名をホンダとしたことを悔やみ、三重県から鈴鹿市を本田市とする旨の要望を断り、実子に会社を譲ることを自ら禁じたそうです。

三洋電機やパロマガス、伊藤ハムなどは創業者の名を持つ経営陣が会社の舵取りを間違ったようです。　フレール氏のいう「プライドある経営」というものがあれば先の不祥事は無かったように思います。　

西洋にはノブレス・オブリージュと呼ばれる概念があります。　この言葉の意味する概念自体は聖書に由来しています。「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、更に多く要求される」　また、最近では主に富裕者、有名人、権力者が社会の模範となる様に振る舞うべきだという社会的責任に関して用いられるようです。

日本にも武士道と呼ばれる物があった時代、それがノブレス・オブリージュと同義であったという考えがあります。　先に公開された米映画ラストサムライは、その概念で描かれていました。　私の考えでは、侍は殿様に仕えているのであって、領民の生命や財産を守る意識は無かったと思いますので、同義とする事には納得しません。

現在の日本の政治おいては、政治家の世襲？があります。　血縁による政治家の椅子は用意されていませんが、同じ名字の政治家が世代を超えて在籍しています。現在の首相は、異なる名字の首相経験者と血縁関係にあります。　現首相が「美しい国」を謳って久しいのですが、その「美しい国」が、間違った経営の要素を含むものなのか、果たすべき職務に則ったものなのか？　皆さんはどう感じておられますか？

ノブレス・オブリージュという名のモンブラン

| 車 | 00:21 | comments(2) | - |

政治家の世襲は法律で禁止にすべきです。
それは利権の世襲になるから。
同じ理由で、知事などの自治体の首長も３選以上禁止にすべきだと思います。利権としがらみ、これらが政治家をだめにしている元凶でしょう。
医師の世界でも、親が医者でなんとかお金で底辺私立医大を卒業したやつにろくな奴いませんよ（なかにはめずらしく立派な人もいますが）。

| X3乗り | 2007/04/04 10:19 PM |

悪評高い駐車禁止取り締まり官も、３ヶ月程で受け持ち地域を変えると聞きます。　大手不動産、消費者金融等も。　情と馴れ合い、なぁなぁが生まれそうな所では、そのような防止策がとられるようですね。
聞けば、医学部専科の予備校は１年間の学費が約１千万円だとか。
それが妥当と思える収支決済の仕組みを考えると、、恐ろしくなります。
お金が人を狂わすなら、処罰を厳しくするのが良いのでしょうか？
厳しい罰で社会を正すなんて、子供っぽい話で情けないですね。

| rhymin master | 2007/04/04 11:41 PM |

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