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Deep Space Rhymin'

ディープ・スペース・ライミン
Information from Rhymin' ,since 1980
カフェ・ライミン・ブログ


午前10時半より午後10時まで営業。
日曜祝日には午後5時で閉店しております。

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フェラーリの復調
ここ数戦は不調を囲っていたフェラーリが息を吹き返しました。 先のフランスGPでは、今季初のワンツーフィニッシュ。 前を行くマクラーレンとは25ポイントの差があり、対ハミルトン・マッサで17ポイント、ライコネンで22ポイントの差があります。 対アロンソでは、各5ポイント、8ポイントです。 アロンソとハミルトン、マクラーレン同士の戦いも熾烈を極めると想像されますし、年間を通じて幸運が続くとも思えません。 ロン・デニスが、どちらかのドライバーにナンバーワン待遇を施さなければ、フェラーリにもチャンスがありそうです。

今回のGPを見ると、上位チームの外見に共通した特徴が確認できました。 

マクラーレンとフェラーリには、形状こそ違えノーズコーン上部に大きめの水平翼が新設されています。 マクラーレン、フェラーリ、ルノー、BMWで形成されるトップチームは、開幕戦からフロントウィングが2枚羽構造となっていました。 中団以下に沈む他チームは、旧態然としたものです。 マクラーレンのエンジンカウル、インダクションポッド横に設置されている通称バイキングウィングを真似するチームこそありませんが、複雑な構造のフロントウィングと水平翼はこれからのトレンドとなりそうです。 形状を真似て採用するのでしょうが、実戦に供与する前には充分な検証が必要です。 実際にコース上で試す時間はありませんので、風洞実験を行います。

この風洞が曲者。風洞の性能がレースの成績を決めていると言っても過言ではありません。 フェラーリの不調は風洞の不調から来たモノのようです。
フェラーリが使用する風洞は、世界最高規模のモノです。 シューマッハだけの力で黄金時代が築けたのではありません。 その風洞にはムービングベルトなる装置があります。 車体の下で180キロだか180マイルだかで高速移動する超速い動く歩道です。 これだけの速度で移動する路面はステンレススチール製です。 数十枚のステンレススチール板が高速で作動しますが、先々月あたりに、このベルトが破断し飛び散るという事故があったそうです。 幸いな事に死者は出なかったそうですが、修復作業は困難を極めたと想像します。 さきほど、この風洞が修復なったようですが、フェラーリの復調はこの修復によるものと想像されます。

ホンダも昨年度、最高規模の風洞施設を完成したのですが、未だ使いこなせていないようです。

あくまで実験施設ですので、そこで得られる情報と現場での効果を摺り合わせる必要があります。 いわば係数を算定する訳ですね。

昔懐かしいカセットデッキを使用するとき、ノーマル、メタル、クロームと多岐にわたるテープ特性に合わせて、いわゆるキャリブレーションを取る作業を経験した方なら想像し易いのではないでしょうか? 3ヘッドデッキなら、モニターSWを使用して、バイアスつまみを回したモノです。

ホンダという会社は、データを大事にする会社と聞きます。 V型エンジンのピン角度を公式化したのもホンダが最初だったと記憶しています。 エンジン制作現場でも数値化する事を大事にする話を聞きます。 満を持してモトクロスレースに参入したときも、マシン自体の磨き込みはもちろんですが、各コーナー、各登坂路に膨大な計測係を配置し、ライン取りの最適値を計測したと聞きました。(ぬかるんだ路面では、アウトインアウトがベストラインとはいえない、また、見ためでは泥の深さもわかりません。 意外なラインをとるホンダライダーがあれよあれよという間にトップに立つことがあったそうです。)

数年前までホンダは自前の風洞設備を持たなかった事を思えば、とりあえずスタートラインには立っていると言えます。(数年前までなら、エンジンパワーでなんとかしようと思っていた節があります) 現代のF1は、事実上エンジン競争が禁止されていますので、空力こそが鍵。 地球が描かれた車体に水平翼が付き、フロントウィング上に蜃気楼のようなもう一枚のウィングが付く頃には、トップ4の背中が見えてくるのでは無いかと期待しています。

余談ですが、スーパーアグリはマクラーレンが使わなくなった英国の古い風洞施設をレンタルしています。 煉瓦造りのそれは、マクラーレンの要求に耐えないものです。 しかし、スーパーアグリの規模にはフィットしているのでしょうか。 使い倒された古い設備故に、係数はしっかりと策定されているのでしょうね。 これをもって、序盤のアグリは本家を喰う活躍があったと聞きます。 もちろん、これ以上のアップデートは厳しいこととなります。 ハンガリーなどに絞った戦略、設計が現実的と想像します。

セナやプロストの頃とは似てもにつかない現在のF1。 これからどのような形状となっていくのでしょうか? ウィリアズムが採用した卒塔婆ウィングのようなモノだけは勘弁して下さいね。
| formula-1 | 00:36 | comments(2) | - |
いやぁマスター詳しいですねぇ。
そこらへんのF1解説者よりもGoodですよ。
一度F1を解説してほしいくらいですね。ぜひ一度お願いします。

しかしフェラーリ復活はいつになるんだろうか?
ライコネンの頑張り次第なんでしょうけどイマイチ元気がないように見える。
No.1ドライバーはどっちやねん。
| しんじろう | 2007/07/04 8:34 AM |

ありがとうございます。 単なる受け売りですから。
| rhymin master | 2007/07/06 12:45 AM |