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2007.10.13 Saturday

A-S2000とGKデザイン

author : rhymin' master

前世紀の終わりあたりからピュアオーディオから距離をとっていたヤマハ。　ビジュアル機器と組み合わせるAVアンプやサラウンドシステムなどはリリースし続けていました。　小型スピーカーにマグネシウム振動板を採用したモデルを世界に先駆けて発表したり、米国のクリプシュホーンシステムを輸入したりと活動は続けていましたが、ライミンでも使用しているNS-1000Mに代表される万人に知られるようなプロダクツは影を潜めています。

SPの代表作が1000Mだとすれば、AMPの代表作はCA-1000やC-2/B-2となりましょうか？　板状のセレクター、ヘアライン仕上げのアルミフロントパネル、細い針が振れる出力メーター。筐体を包む薄い天然杢のケースも印象的でした。

そんなヤマハのアンプが帰ってきました。　A-S2000このリンク先をご覧になろうかという方は、昔のヤマハをご存じの方でしょうか。　この新型アンプのデザインは

往年のヤマハアンプを彷彿とさせます。　あの頃、黄金期のヤマハアンプデザインは知る人ぞ知る日本のデザイン会社GKデザインのものです。　キッコーマンの醤油さしもここのプロダクツのようですね。

ただ、この２０００番もＧＫデザインなのでしょうか？　すこし疑問が残ります。　ヤマハといえば、自前でデザインを行わずコンペをかける会社と聞いています。　知り合いがコンペに参加したところ採用例無し。　しかし、数ヶ月後にコンペで見たデザインとよく似たものが商品化されていたそうです。　なんだかね。

昔のヤマハバイクにトレールシリーズがあります。RDというシリーズもありました。　どのモデルも１年ごとにマイナーチェンジを行います。車とは異なりガソリンタンクやサイドカバーの模様を代えるだけのものです。　おそらく最初のデザインは外注によるもの。　マイナーチェンジは社内によるもの。　どんどん格好悪くなっていくのが常です。　ほとんど例外無く。

その手法を思い出すと、このアンプのデザインもGKデザインを基にして社内で起こされたものでは無いかと想像します。　あの素晴らしいCA-1000やCA-2000のデザインを思うと、なんだか間延びしているように感じます。記事を見ると内容はしっかりしていそうですので、各種雑誌や逸品館のメルマガで取り上げられるのを待って読みたいと思います。　

これは昔のCA-1000の初期型と後期型。30年以上前のプロダクトです。高くて買えませんでした。　CA-2000シリーズというのもありました。どうすか？格好良いでしょう？

| オーディオ | 01:07 | comments(2) | - |

ＧＫデザインって良く聞くのですが実はあまりよく知らない会社です。
えっ？これがＧＫデザイン社製？って感じですかね。

まだ若い頃ですがヤマハはパクリの会社だって聞いてましたけどね。
＞ヤマハといえば、自前でデザインを行わずコンペをかける会社と聞いています。　
笑っちゃいますね。

| しんじろう | 2007/10/17 10:51 PM |

で、しんじろうくんはどの程度の者なのだろうか？ｗ

| かつぽん | 2015/04/25 9:33 AM |

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