2009.02.08 Sunday
007/慰めの報酬
ダニエルクレイグ主演007/慰めの報酬を観ました。 初めて新京極MOVIXに出かけました。地下にある一番スクリーンは、190席程で縦に長い場内でした。 JBLスピーカーが掛けられた壁は反射を押さえる為か布素材で覆われていました。 KCS(スペイン製のSP)が使用されているシアターより、メリハリのある音質でしたが、やはり私にはシネコン独特の「詰まった感じの音」だと感じました。 サラウンド感は素晴らしく、迫力の有る音で、椅子の座り心地も良く、と、わざわざ出かけるに相応しい映画館の一つだと思いました。 が、祇園会館などの旧態然とした単館シアターの、開放感のある、自然な音質の方が好みです。 椅子などはシネコンの圧勝ですが、、。 そう思うと、新型の椅子を導入していた単館映画館であったスカラ座が無くなってしまったのが残念です。 スカラ座も祇園会館も、エレクトロボイス製SPを使用しています。 葬儀会館ではなく、お寺で執り行われる葬儀で、エレクトロボイスが使用されているのを見かけますが、BOSEより良い音で読経が流れて来ます。 エレクトロボイスの音が好きなのかもしれません。
そうゆうと、MOVIXの前で、ビクター製の小型ステレオの展示がありました。 通販も店頭販売も行なっていない木製振動板を持つSPを装備したものでしたが、BOSEのそれを彷彿とさせる好ましいサウンドを奏でていました。 スタンウェイピアノの様な音質というキャッチは、どうかと思いましたが、、。
このようなものの一体型システムでした。さて、肝心の映画の話ですが、

前作カジノロワイヤルで新しいボンド像を体現したダニエルクレイグですが、今回も小道具に頼らない身体能力で勝負する生身のボンドを表現しています。 前回同様、息をする暇も無いアクションで映画が始まりますが、今回はその速度がずっと続きます。 アストン対アルファのカーチェイス、ボートで、飛行機で、バイクで、工事現場で、まるで香港映画、ジャッキーチェンのようでもありました。お相手のオルガキュリレンコ、敵役のマシューアマルリック、個性的なキャストがしっかり銀幕を飾りますが、こんな画、あんなアクションを散りばめたかったからか、物語の展開がおざなりになっている様な気がしました。 前作で確立した新しいボンド像をおざなりにしているわけではないのですが、面白かったか?と、問われると答えに窮します。 ただ、お金がかかったハリウッド映画ですので、手に汗はしっかりかきました。タイトルバックに流れるアリシアキーズの主題歌を含めて、60点くらいでした。 残念。
タイアップSWATCHです
