Deep Space Rhymin'

ディープ・スペース・ライミン
Information from Rhymin' since 1980
カフェ・ライミン・ブログ

2024GW中はお休みはありませんが
平日も含めて午後6時までの営業とします

当面　午後９時までの時短営業です
日曜は午後５時で閉店してます

トップページへは、この上をクリックして下さい。

2009.06.01 Monday

STAR TREK 新作映画は超オススメ

author : rhymin' master

今日は閉店後、スタートレック新作映画をMOVIX三条で観て来ました。

Simon&Garfunkel来日コンサートにも行かないつもり、新作スタートレック映画にも行かないつもりでした。　店名の「RHYMIN'」は、ポールサイモンのアルバムから、このブログ「Deep Space Rhymin’」のタイトルイメージは「Deep Space Nine/STAR TREK」から戴いたものです。　なのに、どうしてどちらにも行かないのか？　Simon&Garfunkelのコンサートに出かけない理由は、先日書きました。　スタートレック映画に出かけようとしなかった理由は、スタトレファンといっても、私はネクストジェネレーション派／私の心は、ジャンリュックピカード艦長のエンタープライズCと共にあるのです。

今回の映画は、初代スタートレック「邦題／宇宙大作戦」の艦長、ジェームスTカークのお話、　言わばヤングカークのお話なのです。

宇宙大作戦は、カーク／スポック／マッコイの三人が織りなす人間模様が、西部劇よろしく描かれたお話。　ウフーラ通信士、チェコフ操舵士、スコット機関士、スールー（Mrカトウ）、等のサブキャラクターも印象を残しています。　言わば、彼らはファミリー。　危険な航海の中、困難に遭遇しても死にませんでした。　

確かに現在も続くスタトレファンの礎となったTVシリーズですが、それほどのファンではありません。　初代タイガーマスクからプロレスファンとなった私が、それまでの馬場猪木時代の事に興味を感じないのにも似ています。

でも、あまりにも評判が良いので、期待せずに観に行ったんです。　監督が、あの「LOST」のJ.J.エイブラムスだというのにも興味を惹かれました。　あの手法で撮られるなら、ヤングカークのお話も深みが出そうです。

はたして、感想は素晴らしいの一言。　どなたにもお薦めできます。　スタトレファンにほもちろん、一切スタトレを知らない方にも。

ファンなら１度は興味を持つに違いない設定。　ドクターがどうしてボーンズと呼ばれるようになったのか？　地球人とバルカン人の混血であるスポックの生い立ち。　若い頃のスコッティやチェコフの様子。　スールーがフェンシングを語る場面。　ウフーラのファーストネーム。　転送実験でアーチャー艦長の愛犬が犠牲になっていた設定。　タロス星のエピソードを思い起させるパイク艦長の様子。　今までの作品を愛している方なら、思わずにやりとするシーンが満載でした。　日曜日午後8時過ぎからの上映という事もあって、入りは30％程でしたが、そのうち30％は白人でした。　一人で見に来られている方も多かったです。　

大きな予算をかけたハリウッド映画でした。　VFXも素晴らしく、俳優も個性的。（年老いたウィノナライダーも出ていました）　ストーリーも良く練られており、私的には文句無し。　全然スタトレに興味の無い妻も大満足してくれました。　大変評判の高い「グラントリノ」より、大幅に高い点数を付けます。

これは、心に残るお話ではありません、　娯楽作品でしかありません。　でも一流の娯楽作品でした。　エンディングではTVシリーズでおなじみの「宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア、、、」のナレーションが流れます。　もちろん若林さんではなく、英語でしたが、それはレナードニモイの声。　　そこから例のテーマ曲が流れます。　人によっては涙腺を刺激するかもしれません。

レナードニモイといえば、ヤングスポックと年老いたスポックが出会うシーンがありました。　通常、タイムスリップを扱うSF映画ではタブーとされる設定です。でも、このやり取りがまた素晴らしい。　よいシーンでした。　次回作を暗示するシーンでもありましたが、実際に続編の製作が決定したようです。

私の様に、トレッキーでありながら様々な理由で、今回の映画を観ずにおこうとお考えの方がおられましたら、どうぞ考え直して下さい。　ハリウッド映画らしく、セットも大掛かり、アクションシーン満載ですので、ぜひ劇場の大きなスクリーン、大音量でご覧ください。　シアターの売店にも、通販でも、欲しくなる様なノベルティが無かった事だけが残念でした。

久しぶりにパンフレットも買いました。

お薦めします。STARTREK movie

| STAR TREK | 01:33 | comments(0) | - |

コメントする