Deep Space Rhymin' | １泊２日走行1,000キロ　銀婚式記念富士山ドライブ番外編

2012.04.19 Thursday

１泊２日走行1,000キロ　銀婚式記念富士山ドライブ番外編

ETCとは、無線通信を利用して車両と料金所のシステムが必要な情報を交換し、料金の収受を行うシステムのこと。　旅の記録の最後にETCカードにまつわるトラブルについて書きとめておきます。

重複しますが、旅の記録その２に書いた、「須走から東富士五湖道路に入り河口湖ICを目指します。　出口ではETCゲートが故障中で、手作業での割引処理が行われます。　この時に作業が手間取り、後続の観光バスがクラクションを鳴らしました。　係の方が何度かカードを抜き差し、ようやく処理が完了しましたので、素早く取り付け道路まで出てからETCカードを車載器に挿します。　おや？何度挿してもエラーが出ます。　どうやら先ほどの作業中にトラブルがあったのかもしれません。　その日はもうは有料道路に入る予定が無いので、次に入る時には必ず無人ブースを通らず最寄りの事務所でエラーチェックをしてもらおうと決めて、その場を離れました。　このETC問題は最終回に続きを書きます。

の続きです

図上はグーグルマップで、御殿場インター取り付け道路国道401号線からインター出口及び高速バス停あたりを検索して取り出した写真です。

図下は、その辺りの見取り図、これもグーグルマップを利用しています。

番号１～２　国道401から料金所までの距離が殆ど無かったため、車をどこに停めて事務所を探そうか？と躊躇しましたが、すぐに高速バスの停留所があることに気づき、邪魔にならないようにバス停の外れに停めさせてもらいました。　

番号３　そこから徒歩で事務所に向かいます。　ちょうど、ガラス窓のある通用門内に再雇用と思しき７０歳代くらいに見える方の姿が見えました。　ガラス越しに要件を伝えます。

（昨日、京都から据野ICまでETC無線利用し、同日、東富士五湖道路も無線ゲートから入ることに成功したものの、出口ではETCゲートが故障していたので、NEXCOの社員さんが手作業で割引作業を行った事。その際に手間取り作業に数分かかったこと。　それを境にETCがエラーを出すようになり、カードを認識しなくなったこと。　これからこのインターから高速に入るので、このカードのエラーを修正して再び使えるようにして欲しい。）と伝えました。

それを黙って聞いていたご老人は、

「それはこちらの仕事ではない」　ですと？

「いやいや、そちらに問題がある可能性が高いだろう。」と私。

老人「そうゆうことはETCの機械かカードのトラブルだから、メーカーかカード会社にいってはどうか？」

私「おたくの社員さんが操作したのを契機にエラーがでるようになったのだから、まずは調べるのが筋だろう」

老人「あ！よくあるケースですが、そのカードは期限切れなんではないですか？」

私、憮然として「今日は４月２日。　昨日は４月１日。昨日ちゃんと使えました。　それに、ほら、まだ利用期限はきてないでしょ」

老人、しばし考える。

老人、ようやくドアを開ける。　そして私を招き入れます。

中に話のわかる人が居るのか？と思いましたが、ドアの奥にあるガラス越しに見える出口料金所ブースを指さし、「あそこに居るのが私の上司なので、彼に尋ねてください。私には判りません」ですと。

番号４～５　どうやらブースまでは歩道橋の様に各ブースの上に掛かる橋を越えて行くようです。　急な階段をカンカンと登ります。　この階段は関係者以外が利用することはないでしょうし、面倒より好奇心が勝ちます。　階段下り口には「作業の前に一呼吸」のようなことが書かれた標語が貼られていました。　カンカンと降り、ブースに近づきます。

上司と老人は７メートル程の糸電話距離。　もちろん業務電話で連絡をとっています。

多分　「なんかETCが使えないとか言っているおっさんがそっちへ行きます。」

「あぁ、この人ですね。判りました」　とかなんとか。

ここでも窓越しに、最初から事の次第を伝えます。

この時は、とりあえずと言う感じで、私からカードを受け取りました。　そして、スロットに挿入しています。

「なんや、やっぱりそんな機械があるんやんか。　それやったら、最初からそうせいっちゅうねん。」

ほら、やっぱりエラーが出てまっせ。　上司と呼ばれる係員（おそらく５０歳前くらい）が、２度エラーを出しているのを見ました。

それから、私のカードのICチップ面を布で吹いているのを見ました。　

チップの汚れが原因なのか？　それなら自分でも解決できたのに、まさかそうとは思いませんでした。　

果たして、カードのエラーは解消されたようです。

ここからが一番問題だと思うのですが、その後の上司さんの文言ですよ。

「もうエラーは出ません」の一言。

「は？」

「もうエラーは出ないので、そのまま使ってください」　ですと。

いやいや、それは違うでしょ。「おそらく昨日の手作業時にカードのIC。チップに汚れがついてしまったのが原因だと思われます。チップの清掃で解決しました。　ご面倒をお掛けしました。これで利用していだだけると思いますので、お確かめください」でしょ。

いや、昨日の作業が原因だと言わないまでも、チップの汚れが原因だったくらいは言っても良いのでは？　「お気をつけてお帰りください」なんて気の利いた言葉は出ないにしても、あまりにも「自分たちの非を認めない」態度に驚きました。

思うに、原因を身内から出したくない。　そうすると始末書を書く手間が増える。　残業したくない。このまま何もなかったことにしてもらおう　というかんじなんでしょうか。

自分としては、カードのエラーを修正することが目的ですので、それが達成出来ればそれで良いわけです。そこで言葉を荒げて自分の溜飲が下がるわけでもありません。逆に興奮すると、それからの長距離運転に差し障ると思いましたので、我慢するというより、はは～ん、やっぱりこんなんなんや、これをみんなに伝えてやろ、と気持ちを切り替えて対処しました。

図６～７～８　でも、ここでとても小さな仕返しを考えました。　図下でも上でもよく見ると確認できますが、件のブースと事務所の間には通行車両がありません。　でも安全上、車路を人間が横切ることは禁じられているでしょうから、最初は階段を利用するように促されたのでしょう。　でも、自分の車に帰る時には階段を使わずに、車路を横切って帰りました。

気持ちは、R-1決勝に残ったスギちゃん。　悪だぜ～ぃ。　ちゅう感じでしょうか。　炭酸飲料のキャップはすぐに捨てませんが、、。

それからETCを挿してみましたが、再びエラーが出ました。　きっと車載器側にも汚れが着いてしまったのでしょう。　何度か抜き差しを繰り返すことで無事復帰しました。

番号９～１０そこからぐるっと一周して、無事ETCゲートをくぐりましたとさ。　

これから２週間後には新東名高速が開通しましたね。　道路を設計し、造り、管理し運営して、私たちの生活を便利に快適にして下さっている皆さんのことは心の底から尊敬しています。　ほんと文明という言葉を認識するんです。　でも、料金所で働く方には、もう少しサービス業であるという認識を持ってもらいたいと想いますね。

これで一泊二日走行距離１０００キロとちょっと、の銀婚式記念富士山ドライブの記録はおしまいです。　

今回は、iPodtouchから取り出したアナログ出力をFMトランスミッターで飛ばして楽しみました。　ファイルを切り替える時に、iPodを手探りで操作していた時、間違ってカメラが作動したようです。　この１０００キロドライブに黙って耐えた１５年選手のALFA155。　そろそろ退役の時が近づいているのですが、機関は絶好調。　冬タイヤで燃費14キロオーバーがそれを物語っています。

とりあえず来月の法事で三重県に行くときにも頑張ってね１５５．

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御殿場インターに入る前にアウトレットモールに寄ったのは、ETCの割引を上手に利用するためです。　ETCのを利用すると休日の料金は半額になります。　帰路は月曜日でしたので、京都に着く時間を午後8時以降にすることで約３割引となる夜間割引を狙いました。　案外これらの割方制度をご存じない方が多いようです。　５分違いで数千円の差が出ることもありますよ。　

こちらのページが参考になると思います。

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