2012.08.11 Saturday
暗いところは怖いね 思い込みは怖いね
また阪神タイガースは負けました。今はオリンピックがあるから良いけど、それが終わったらスポーツ新聞の売れ行きが悲惨なことになりそうです。衆目を集める為だけに、イジメ事件等で「有ること無いこと」というより「なぜそれが起こったのか?」に視点を置かずに、
センセーショナルな見出しの為だけに、都合の良い事実のみを並べただけの記事で紙面を埋めるようなことは決して無いようにして欲しいです。今夜も鴨川に出かけましたが、宇治川の花火大会の影響でしょうか、金曜日の夜なのに人は少なかったです。出町柳を境にして北は、河川敷も暗くなります。出雲路橋を超えた所。 少し高い堰がある所。水の中でなにかが動いているのに気付きました。加茂街道の街灯の明かりが届かないところ。このあたりに「戦時中に革製品にするために輸入されていた「ヌートリア」が生息しているとの噂を聞いていましたので、足を止めて目を凝らします。人の少ない冬場には懐中電灯を持っていることもあるのですが、夏は持ちません。川面を見つめ、暗闇に目がなれるまでの辛抱です。春先に荒神口あたりで「鹿」を目撃したこともあります。府立医大あたりの河川敷で光る目。 もしあの位置に目がある野犬なら危険です。 大きすぎます。様子をうかがいならも近づいていくと、向こうのほうが危険を察したのか、軽やかな足取りで堤を走り降りて、中洲からこちらの様子をうかがっていました。sその時の緊張感を思い出しながら、川面を見つめ続けます。いやいや、これはヌートリアのサイズではありません。ひょっとして人か?
もし人が水浴びをしているのなら、懐中電灯で照らすわけにも行きません。沈んだり浮かんだり。 仰向けになったりうつ伏せになったり。私の耳にはイヤフォンが差してあります。 春風亭一之輔のサンデーフリッカーズのポッドキャスト配信が流れています。もし、ガガガとノイズが入ったら怖かったと思います。もし、変な声が聞こえてきたら怖かったと思います。目に入ってくる黒いものは人間の様ですが、そこにあの時の鹿のような目の光はありません。とりあえず、真っ黒なんです。そこに光が当たらないから真っ黒なんだと思いますが、もう見るのはイヤです。汗をかいた肌に夜風が当たり、ゾゾッとしてきました。普段通り出雲路橋まで歩き、帰ることにします。東側の河川敷から先ほどの場所辺りを横目で見ましたが、もうなにも見えません。あれは何だったんでしょう。 なんのオチもない話ですが、暗いところは怖いですね。そこに何かが出る と聞いていると、そこを通るのは怖いもの。なんだろうと不審に思ったら、きちんと調べてみる。 必要に応じて明かりで照らす。 それで、もし怒られたら、きちんと謝って許してもらう。 面倒だから、怖いから、みんながそう言っているからと言って、疑問を置き去りにして、怖かった、ヤバかった、ダメらしい、アカンらしい、と云うところに落としこんではダメだと思います。真実は、多くの場合、誰かにとって不都合なんでしょう。