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2006.01.08 Sunday

私はこれで英語耳を作りました　その２　逸品館

author : rhymin' master

続きです。　昨日はシングルモルトウイスキーからのお話でした。　他にも、ビールの味を考えるきっかけを作ってくれたのは「アサヒのスーパードライ」でしたし、ワインは友人が米から送ってくれたカリフォルニワインでした。　ビールはドライを飲むようになって日付を注意するようになりました。　いいワインをゆっくり飲み出したら、知らぬ間に750ml飲みきって、翌日、階段を下りる時に壁に当たりながら、、でも、頭は痛くないぞ？　何故？

で、それまでは独のブラックタワーとか、甘い白ワインしか飲めなかったのに色々な赤ワインを楽しめるようになりました。　ビールもある日まではなんでも一緒だと思っていましたが、キリンラガー、サッポロ黒、スーパードライ等、米等が混ざっているグループと、モルツ、エビス等、ホップのみで作られているモノで大きく性格が異なる事を味わえるようになりました。　今はもう吸いませんが、煙草も軽い重いだけではなく、フィルターに活性炭が使われているか否かが大きく味を決定していると思います。　興味が無ければ、何でも同じに感じます。　でも、ちょっとしたきっかけで世界がぐっと広がるものです。　「音」でも、「判らない」とおっしゃる方は多いです。　しかし、ちょっと想像してみて下さい。　知り合いや家族が、見えないところから声をかけてきた時の事を。雑踏の中でも、意外と聞き分けてませんか？　皆さん、素晴らしい能力を持っておられますよ。だから、基準となるちょっといいオーディオを経験することによって、ぐっと、世界は広がります。　例えば、上にある「Songs in the Key of Life : S.Wonder」言わずもがなの名作ですが、disk2の１曲目「Isn't she lovely」の冒頭でしたか、スティービーが子供とお風呂に入っている音があります。　このバシャバシャという水音が再生システムによって、まるでエビフライを作っている時の油のはねる音のように聞こえるものもあります。　水の音に聞こえても、暖かいのか、冷水に感じるのか、なんとなくですが温度感が伝わる事があるんですよ。このユーミンのかくれた名盤のオープニング、「９月には帰らない」の終盤には港で海鳥が鳴き波の音が広がる処がありますが、その部分でふわっと音場が広がるんです。　このように、意外と音楽、演奏そのものより、身近で聴きなれた音に注目すると、現実的な再生音が得られているのかどうかが判りやすいと思います。　末枝末葉といわれればそれまでですが、そうした事を考えてセットアップされたステレオシステムからは　英語が、よく、聴き取れます。　ただ、自戒を込めて言えば、リアルを求めてステレオを考えると、どんどんエスカレートしてしまうと、いうことです。　ステレオは、あくまでステレオ。　いわば、実際の風景を見ているのでは無く、写真や絵画を見ている様なモノであるということを忘れてはいけません。　例えば、馬の画を眺めていて、その肌から立ち上る湯気まで感じられれば、満足します。そこで止めておけばいいのに、勢い余って、生皮剥がして血管が見えないと満足出来なくなると、恐ろしい事となります。　　その辺の事を、もっと詳しく、オーソリティから聴きたい貴方は左のリンク集から逸品館さんに飛んで下さい。　トップページから、社長のうんちくを探して読んでみて下さい。機械好き、オーディオ好き、音楽好きなら、きっと、楽しめると思います。

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